『爆痛みか物語』
第45爆章

くっそ〜
うるうるレベル
★★★★★

先導してくれたコンちゃんに、明日のビッグイベントの件を心からお願いした。
新規を取っても、実績が伸びなければ意味がない。
そのためにも、明日はスーパーのバイヤーと親しくなるチャンスだった。
こうなった以上、くやしいけど、お任せするしかないのだ…
美希とコンちゃんが席を外してくれて、トーイと二人になった。

ごめんね〜
早く治して帰るから!
トーイ一人になっちゃうけど、頑張れるよね?

「うん」

顔を見ただけでも涙が出そう。
これ以上言葉を出すと泣けてきそうで…
ここで、みかが泣いたらトーイが余計不安になってしまう。
ひたすら、痛いのも我慢して笑った。
平気だよって顔を作ったつもりだった。
それでも、トーイは心配そうな顔をしてたっけ…

くっそ〜!
こんなとこで寝てたくなぁぁぁぁぁい!

くっそ〜!
このままトーイと家に帰りた〜い!

食事は、コンビニでもスーパーでも行って買って食べるようにと、
お財布の中にあったお金を渡した。
一人で食べる食事は、おいしくもないだろうな…

くっそ〜
くやしいよぉぉぉぉぉ〜

心の中は涙で溢れてた。

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