『爆痛みか物語』
第35爆章

メール
感謝レベル
★★★★★

病院内での携帯電話及びPHSの使用はご遠慮下さい。
いけない事だけど、
みかは携帯の電源を切らずマナーモードにしていた。
携帯を見ると……
朝のわけわかんない電話から連絡なくて、
心配して美希からメールや着信が何度もあった。
全部読む余裕もなく、看護婦さんが来ないうちに…

入院したから
腎結石

あと病院の名前を送信した。
忙しい仕事の最中だろうに、携帯をずっと気にしてたのだろう。

わかった。
トーイ連れて今日行くからね。

すぐに返事が来た。
トーイというのは、みかの息子。
それから、
少しは座薬の効果が出てきたのか、痛みに慣れてきたのか、
午前中よりはマシな気分で脂汗を流し続けていた。
看護婦さんが入院案内と申し込み書を持ってきて、説明をしてくれた。
かわいいだけじゃなく愛想もいい。
そこへ買い物からH川さんが戻った。
パジャマ、タオル、バスタオル、ティッシュを買ってきてくれた。
入院案内を見て
「おはしやコップ、洗面道具もいるわね。」
また買い出しに行ってくれた。

感謝の気持ちでいっぱいのみかだった。

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