『爆痛みか物語』
第3爆章

視線は釘付けっ
恥ずかしさレベル
★★★★★

もしもし、みかです。
おはようございます。
「おはようさん。どうした〜?」
朝の電話は遅刻か休みと相場が決まってる。
階段から落ちちゃって…
「いつやったんだ〜」
今です今っ。落ちたてです。
「落ちたてって…大丈夫なんか〜?」
はぁ〜
何とか〜
ちょっと怪我しちゃって、手当したりして遅くなっちゃったので、すみません。
「気をつけろよ〜」
はぁい。


大手企業は、まだ盆休みなのだろう。
朝の渋滞も大した事なく会社到着!
おはようございま〜す。
遅れて申し訳ありませ〜ん。
「おぅ!大丈夫か?」
「怪我ないのか?」
部長が近づいた瞬間…
「おい!薬箱〜!薬箱持ってこ〜いっ」
事務所内の視線がみかの足に集中〜
まだ流血が…
でら恥ずかしい…
派遣の女の子があたふたと置き薬の入った箱を持ってきたが…
「部長〜湿布と絆創膏しかないです」
「医者だ!医者行け〜」
午前中アポがあるんで…
部長、平気ですから〜
痛いより、恥ずかしい…
こういう時は笑ってごまかす!
早く出かける用意して、この場から逃げたいばっかりのみかであった〜

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