『爆痛みか物語』
第89爆章

心配
ハラハラレベル
★★★★★

心配するのは親の仕事だ。

心配するな!

そう言われてもしてしまうのが親だ。
身動きの取れないのがくやしかった。
何度も大丈夫なのか聞いた。
トーイもくやしかったと思う。
法律では、車が悪いんだと言っても、反抗期真っ最中のトーイにはウザいだけ…
愛する我が子を〜
くそったれ〜!!!
いくらトーイが悪かったとは言え、なんて野郎だっ!
段々、ムカついてきた。
友達にメールを送った。
みんな、みか同様に怒った。
どうにか、そいつを捕まえらんないか〜
なんて話も出たけど、難しいだろう。
そんな時に、彼様(当時は友達)からも、珍しくメールがきた。
タイミングのイイ奴だこと〜
みかはうっぷんをメールにしたためた。
驚くのと同時に心配する返事がきた。
何度かメールのやりとりをして、みかも落ち着いた。
彼氏にもメールをしていた…
返事は来なかった。
それ以降、彼氏に二度とメールをする事はなかった。
何かあるとね。
人は本性を表すものだって、いつも思う。
薄情…
彼氏に一番お似合いの言葉だと感じた。
この日で、みかの気持ちは固まった。
今日からフリー!
早く治して、トーイの元へ帰りたい!
元気になったら、また素敵な恋がしたい!

ヘルニアなんかに負けてたまるかぁぁぁぁぁ!!!

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