『爆痛みか物語』
第87爆章
恋人
暴露ﾚﾍﾞﾙ
★★★★★
入院をして､最初の1週間は彼氏からﾒｰﾙがあった｡
でも､お見舞いには一度も来てくれなかった｡
理由は｢仕事が忙しくて｡｣
一番無難な言い訳である｡
おかしかったのが､みかの友達｡
｢みかが､こんな時に仕事って…｡24時間寝ずにしてるわけじゃないでしょ!｣
怒ってるんだ〜
当の本人みかさんは…
｢そういう人だから…｣
なぜか､笑って話してた｡
正直なところ〜
彼氏のことが好きなら､みかも怒ってただろうな｡
もしも､彼氏がみかを大事に思ってるなら〜
どんなことをしても､時間を作って飛んできたと思う｡
結石の時にしてくれたようにね｡
何より､みかの事を大事に思って怒ってくれる友達がいる｡
それが幸せに思えた｡
この頃から一人の男が出現した｡
みか入院の知らせを聞き飛んできた人｡
それが､今の彼様である｡
でも､当時は友達｡
彼氏が来ない話までしていたくらいだ〜
ﾍﾙﾆｱ｡
腰が悪くて歩けない女｡
いつ治るかわかんない女｡
でも､治りたいと頑張ってる女｡
それを知らん顔できる男を恋人にしておくほど､みかはﾊﾞｶじゃなかったらしい…｡
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