『爆痛みか物語』
第85爆章

通信
困惑レベル
★★★★★

入院1日目の夜。
トーイへメールをする。
もちろん、音もバイブも全て消して…
点滴は消炎剤と痛み止が入ってるということ。
他に内服薬も飲み攻撃していた。
それでも、簡単には良くなるわけもなく〜
眠りたくても眠れないのだ。
看護師さんが睡眠薬を使いましょうかと聞いてくれた。
体に良い物ではない。
病院にいてあり余る時間がある。
眠れる時に寝るからと、睡眠薬は断った。
隣のおばあちゃんは、大きなイビキをかいてる。
あんなに、ぐっすり寝てみたいなぁ…
明け方になりウトウトとした。
朝になってカーテン越しにおばあちゃんが話してきた。
「夜遅くまで起きてるんだね。
通信してる音が耳について眠れなかったわ。」
おばあちゃんからクレーム…
夜遅くまで好きで起きてるわけじゃない。
通信…ってのはメールの事だろう。
携帯は使用禁止。
それはみかが悪いけど、音は出してない。
ボタンを押すカチカチって小さな音が耳障り?
でも、高いびきで寝てたのになぁ。
このおばあさんと話したのは、これだけだった。
家族が来る度に
夜遅くまで起きてるから眠れないとみかに聞こえるように話されて
何とも言えない気分だった。

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