『爆痛みか物語』
第64爆章

最後の賭け
激痛レベル
★★★★★

痛みを我慢しながら、家事をするのも限界。
やっぱし、自宅療養では無理なのか…
そんな時に、ヘルニアを一発で治すという整体があるって聞き
最後の望みをかけて行く事にした。
電話で予約を取った。
車の運転ができたのは、右足は元気だったから。
寝てても痛いのに座ってるのは
更に痛くて痛くて脂汗を流しながらの運転だったけど…。
初診って事で、用紙に記入して、待っていた。
まず、簡単にマッサージをしてもらい

「いきますよ〜」

ボキボキっ〜

「これで、ヘルニアは入ったから。」
?????
みかは半信半疑。
わずか5分にも満たない時間。
今まで通ってた整体とは全く違う。
もし、これで治ったなら、何してたんだろうって事になる。


「神経はすぐに戻らないから、2〜3日様子を見て下さい。」


痛みはあるし、何も変わってない。
でも、整体師の先生の溢れる自信はすごい。
先生の言う通り、様子を見てみる事にした。
だが、その夜も痛くて眠れなかった。
2〜3日して、変わらなければ、もう一度行ってみよう。
絶望的だけど、最後の賭け。
これでダメなら…
入院するしかないんだな。

腹をくくり始めたみかだった。

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