『爆痛みか物語』
第58爆章

プライド
悲痛レベル
★★★★★

何でなんだか…
どうしていいんだか…

どうしよう…

トーイには、痛いから起きられないとだけ言い、ベットの中から見送った。
困った!!!

マジで困った!!!

ドキドキしたって仕方ないのに鼓動は高鳴っている…
誰かに助けを求めるにも平日の朝。

誰かに…
誰かに…


思いついたのは、この人しかいなかった。
病院について行ってくれた彼だ。
電話をして事情を話したら、会社に顔を出して、すぐ来てくれるって。
来てくれたからって、治るわけじゃないんだけど、心細かった。
頭を少しでも動かせば地球が回り出す。
朝一に比べたら、若干ぐるぐるしてる時間は縮まったように思った。
ピンポーンとチャイムが鳴る。
彼が来てくれた。
ホントに会社に顔を出しただけなんだろう。
誰か居てくれる事で、少し安心できた。
物知りな彼が言うには、自律神経がやられてんだって事だった。
つまり原因は精神的な事…

トーイを一人にしたくない!
余計な心配させたくない!
良いママでいたい!
仕事を続けたい!
経済的に誰も頼りたくない!


全て完璧になんてできやしないのに…
ましてや体が病んでるのに…
でも完璧を追求したいみかのプライド!
その結果〜
こんなん出ましたけどぉ…だったのだ。

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