『爆痛みか物語』
第52爆章

絶叫
激痛レベル
★★★★★

じっと立ってる…
ひたすらじっと…

じんわり…

じんわり…

いやぁな汗をかきながら…
いつになったら

石膏さんよ!

固まってくれるんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

「ほら、腰が曲がってきた!まっすぐして!」
自分じゃ、十分過ぎるくらい、まっすぐしてらっしゃるつもり。
見るに見かねた看護師さん〜
コルセット屋さんに向かって
「もういいんじゃない?」
(みかも、もういいって、さっきから思ってる!)
「いや、まだこの辺が…」
仕事とは言え、このカップクのいいアンちゃん!!!

『てめ〜
後から、そのデブデブした腹!
蹴り上げてやろか?』


…と思えるような一言だった。
みか落ち着け〜
こいつが悪いんじゃない!
それに、ヘルニアじゃ蹴り上げは無理!
他の手を考えて…
ちがう!ちがう!
痛い!
そう!
何で痛いの!
痛いから痛い!
わけわかんないよな、激痛の約20分…
「ねぇ、もういいって!」
看護師さんがまた発言!
「まぁ、いいことにしときます。」
おぉぉぉ〜
やっと
やぁっと
解放されるぅ!!!
…と思った時、先生が
「せっかく来たんだし、まだ痛そうだから、注射打ってから帰ろうな!」

……………かみさまぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

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