『爆痛みか物語』
第50爆章
型取り
激痛レベル
★★★★★
ヘルニアに効果があるものとして"コルセット"は忘れちゃいけない必須アイテムだろう!
あまりひどくない人はサイズ別になったソフトタイプのものを奨められる。
みかの場合、自分の体に合わせて作る固めのコルセットを奨められた。
保険が適応される医療補助具だが、全額負担だと約2万円もする。
その型取りの日がやってきた。
何にも知らないみかは待合室で待っていた。
最初に、この病院へ来た時と比べ、安静にしていたためか、痛みがほんの少しだけ緩和していた。
それでも歩く事も立っている事も辛く脂汗は出るのだけれど…
「みかさ〜ん。」
呼ばれて中へ入る。
医療補助具のメーカーのカップクのいい男の人と看護師さんがいた。
スカートは脱いでパンツ1枚になり〜
「はい!まっすぐ立ってね!」
は!?
今、なんて?
「まっすぐ、ここに立ってね!」
看護師さんに笑顔で言われても〜
まっすぐ立つなんて不可能!
石膏で型を取るので、下には新聞紙が敷いてある。
「まっすぐして〜」
いや!!!もう無理〜!!!
痛い!!!
痛い!!!
いてぇって言ってんだろっ!
…と叫びそうな位に痛いよぉぉぉぉぉ!!!
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