『爆痛みか物語』
第47爆章

だだっこ
悲痛レベル
★★★★★

帰り道…
呆然としながら車を運転する。

あははぁ〜

どうすりゃいいんだろう〜

あははぁ〜

誰か助けてよ〜

あははぁ〜

このまま死んじゃったら………


みかの精神状態は、いっぱいいっぱいでした。
涙も出ず…
ぼっ〜として…
家に帰り着いた時の事でした。
電話が鳴りました。
みかは思わず泣いてしまった…。
みかの会社のお得意先の常務です。
何でも話せる飲み友達だったので、
今さっき起きた出来事を話しました。
長年仕事で知っていて、みかは泣きもしないような奴だと思われてたらしい…。
この時、初めて電話越しだけど泣いてるみかが常務には痛々しく感じたらしかった。
多分、こうなるって思ってたんだけど、やっぱしショックでね。
しくしく…

「お前!絶対自分から辞めるって言うなよ!!!わかったな!!!」

でも、みかクビだよ〜
しくしく…
「そんな!
まだ休み出して何日だ!?
解雇理由にはできないはず!
絶対、辞めるって言うな!!!」

負けちゃいそう…

「頑張れ!わかったか?」

わかんないよ〜
えーんえーん!!!
誰かに甘えたかっただけかもしれない。
だだっこみたいにしたかった。
もう、どうでも良かった。
本当は全然良くないくせに………

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