『爆痛みか物語』
第36爆章

立派
激痛レベル
★★★☆☆

技師さんがやって来た。
「4年前にもMRI撮ってたんだね〜。」
はい。
「4年で見事に成長しちゃったなぁ…」
成長!?

「立派なヘルニアになってるよ!!!」

立派って〜!!!
先生…………
そんなん立派でも、嬉しくないっちゅうの!!!
「診察があるから、着替えて呼ばれるまで待合室で待ってて下さい。」
はぁ…。
大きな溜め息をつきながら着替えていたみかの独り言は…
立派なヘルニアなんだぁ…。

立派かぁ〜

立派ね!立派っ!

(やけくそ気味〜!!!)
待合室で待ってた彼に…
立派なヘルニアだそうだわ〜
「立派?」

うん!!!

立派なんだってさ!
あははぁ〜
(笑うしかないって感じぃ。)
診察があるから、もうちょっと待っててね。
ごめんね。
そんな話を小声でしていたら、
「みかさん。2番診察室にお入り下さい。」
中へ入ると先生がMRIを見ていた。
「これだね!」
ペンで指した先を見ると〜
あぁ〜
飛び出てるわ…
「これが神経を圧迫して痛いんだよ。
しかし見事に出たもんだなぁ。」
そんなに感心されても………

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