『爆痛みか物語』
第35爆章

MRI
激痛レベル
★★★☆☆

4年半前に同じ病院でMRIを撮ったことがある。
当時、人妻だったみかの旦那が仕事中に足のかかとを複雑骨折して入院した。
会社から近いので、毎日昼休みと仕事終わってから行って
体をふいてやったりしてたら…

腰が痛い〜

介護は腰にくるって言うけど、本当に痛くなった。
それで、お見舞いがてらみかも診察を受けた事があったんだ。
その時は、椎間板が黒く写ってて、ヘルニア予備軍だった。
通常の椎間板は白く写っていたっけ。
果たして、今回はどんなんなのかしら?

朝一番、9時からのMRI撮影。
まずは着替をした。
そして、仰向けで寝る。
みかは不思議と仰向けで寝るのが、それほど苦痛じゃなかった。
それ以前に、何をどうしてたって痛かった…
ウィーンと体が機械の中に入っていって〜
音楽が流れ始めると〜
技師さんの声。

「今から始めますから、少しうるさいけど、眠ってもいいですよ〜」

とんとんとん
ウィーン
とんとんとん
ガァッ〜
ドッドッドッ…


小人さんが工事をしてるみたいな約1時間。
夜、思うように眠れなかったのもあり、騒音の中
目を閉じると寝てしまえそうな感覚だった。
痛みに睡魔が勝つ時にしか眠れないわけだから
うるさくても何でも寝てしまえるわけだ。

「はい、お疲れ様です!」

技師さんの声がスピーカーから聞こえた。

結果は……………

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