『爆痛みか物語』
第34爆章

MRI予約
激痛レベル
★★★☆☆

どんよりした気分の中、明日の朝一でMRIを撮る事になった。
「必要以外は動かない事!」
「ヘルニアは神経が圧迫されているんですよ。
排尿の障害が出たりもする事があるんです!
おかしいと思ったら救急車呼んででも、すぐに来て下さい。」
悪いとは思ってたけど…
かなり悪いみたいだぞぉ〜
みかは、これを聞きたくなかったわけだ。
早い!安い!うまい!
そんな治し方はないんだな………
入院した方がいいのかな。
3週間かぁ〜
長いよなぁ〜
それで完璧に治るわけでもない。
どうしたらいいのかな…
そんな思いの中、MRIの予約をして帰った。
マブだち美希は…
「みか〜
入院したくない気持ちはわかるよ!
でも、入院しなよ!」
みかも美希の言う通りだと思った。
この自宅療養で何とかならなかったら諦める事にした。
会社へ連絡した。
とりあえず、明日は休むとだけ伝えた。
みかに猛アタックをしてくれてる彼が会社を休んで
明日のMRIに連れて行ってくれる事になった。
「もしも、自分がみかの立場だったら、不安だろうし
何もできないけど一緒に誰かいたら気は紛れるだろっ。」
人のやさしさが身にしみた。
不安…
命にかかわる病気じゃなくても、その不安は最大限に膨れ上がっていた。

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