『爆痛みか物語』
第32爆章

雨降りの商談
激痛レベル
★★★☆☆

午後3時にアポ。
まだ時間があるから喫茶店に入る事になった。

お茶なんかしなくていいよ〜
みかは車の中で寝てたいよ〜


しかし、そういうわけにもいかず…
みかはコーヒーが大好きだけど、おいしいなんて思えなかった。
時間になって、いざ商談へ〜
駐車場から、事務所まで僅かな距離。
それが、ヘルニアちゃんにとって

どれだけ長い道のりかぁぁぁぁぁ!!!

所長はスタスタ歩いて行く。
みかは…
足を引きずり!
腰を曲げ!
それでも容赦なく襲ってくる痛み!
事務所は2階。

嘘でしょう…!!!

手すりをつかまりながら必死に歩く。
事務所へ着くと…

「ここからは、しゃんとしてろよ!」

所長にそう言われなくても
気合いで普通に振る舞わなければいけない事くらいわかってた。
商談は約1時間。
できの悪い所長は、わけのわからん回りくどい話ばかりをしていた。

あぁぁぁぁぁ!!!
連れて来るんじゃなかったぁぁぁぁぁ!!!
これじゃ決まらないわ〜


確信した。
案の定、今回の商談は見送り〜ってなった。

もう仕事するの無理なのかな…。
クビになるかもな…。
そう思い始めていたみかだった。


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