『爆痛みか物語』
第31爆章

地獄の時間
激痛レベル
★★★☆☆

みかは負けず嫌い!

できないと思われる事がくやしくてたまんない。

特に仕事は

会社へ出て、イスに座る。
次に立ち上がると、もうまともに歩けない。
それでも、会社へ行って仕事をする。
脂汗をどれだけかいただろう。
精神力との戦いだった。
顔では笑っていても心中穏やかなわけがない。
そんな中、新規の商談のアポが取れた。

嬉しかった!

しかし、日に日に痛みは増すばかり…

会社へも行くのが辛くなってきていたのだった。
商談の3日前から、有給休暇を取った。

なぜだろう…

権利である有給休暇を取るのに
こんなに申し訳ない気持にならなくっちゃいけないのは…
痛みが激しい雨の中、商談に行くため出勤した。
この頃には1m歩く事も嫌だった。
商談は午後から。
所長が同行したがっていた。

朝から出かけると言われた時には、この人はかしら?と思った。

車に座って乗っているのも辛い。
熱くもないのにタオルハンカチで脂汗をぬぐう。

痛い…
痛い…
痛い…


商談に行くスーパーを見ておかなくては!と連れ回されて

地獄のような時間だった。

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