『爆痛みか物語』
第28爆章

約束
激痛レベル
★★☆☆☆

整体に通い、ストレッチをする。
そんな日々がしばらく続いていた。
同僚のN村くんに頼まれた結婚式の二次会でミニライブをする日がやってきた。
約束は守るためにある!

みかのポリシーだ。

でも、守れなかった約束もある…
結婚式での誓い〜。
これは残念ながら守ることができなかったわ。
名古屋郊外の刈谷にあるライブをやってるレストランで、二次会は行われた。
友達の披露宴で歌う事は度々あったけど
知らない人ばかり集まるところでやるのは久しぶり〜
ヘルニアになって、不安が募る中で、ほんの少しの気分転換もしたかった。
何だってできるんだって自信も欲しかった。
トーイにシンセを車へ積んでもらい、場所がわかんないけど、適当に行こうと出発〜
土曜で道も混んでいた。
痛みはあるけど、笑う余裕があった。

このまま激痛になんなきゃいいな…

♪♪♪♪♪

あれ?電話だ…
誰だろっ〜

その頃、みかにアプローチしていた人からだった。
一応彼氏がいるのに、それは熱心に…
もしもし
「調子はどう?どこにいんの?」
今、車ん中〜
「じゃなくてなぁ…あのさ、みか〜場所を聞いてんだって〜」
今からR23乗るとこ〜
「嘘っ〜」
なぁんと偶然、同じ場所にいた…
仕事が終わって会社戻る途中って事で、みかを先導してくれる事になった。

戀戻る黎次