激痛ヘルニア物語
第82話

新人先生いらっしゃぁ〜い(注)こなくていいです。
(恐怖度レベルA加速中)

再び始まった最悪の検査。
それに輪をかけている状況、なんで、新人先生が針をもってるの。
お願いだから担当医と変わってくれ、ほんと頼む。
この検査は痛いんだから・・・
しかもこの検査は細心の注意を払わないと神経を傷つけるのでは、とついつい考えてしまいます。
と、考えている間も背中の中で針がはいずり回っている。
目の前にレントゲンがあるので見ようとしなくても、気になって見てしまう。
新人だけあって、なかなか神経を冒しているヘルニアの箇所が見つけられません。
その都度、的はずれな神経を触り悲鳴をあげることになるのです。
そこじゃない!
その痛みはいつもと違うぅぅぅ---
「じゃあ、はっし〜さん、ここは?」
そこも違う、こっちも違う。
永遠とも思えるこの検査、早く、早く見つけて欲しい・・・
そんな中、担当医と新人先生の間で信じがたい会話が交わされました。
もういや。

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