激痛ヘルニア物語
第38話

看護婦 採血その1
(激痛度レベルC-)

朝目が醒めるとそこに看護婦が立ってました。
朝っぱらからなにをしているのだろうと、寝ぼけていたら、採血の時間でした。
朝の6時です。かなり眠いです。
でも採血は待ってくれません。
「手を出して」
と看護婦が言うので、しぶしぶ寝ぼけながら手を出し
採血してもらったのですが
採血中に寝てしまったおかげで痛みもなく終わってしまいました。
寝ぼけた患者を相手にする看護婦って立派なものだと感じました。
が・・・
その一時間後、またやってきました。
しかも慌てている
手には何故か採血セット。
ん?
採血は朝終わったはずなんだけど・・・
いきなり採血をしようとしています。
そこで看護婦が
「血が足りなかったのよ、腕だして!」
長い入院生活で血が足りないと言われたの初めてでした。

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