激痛ヘルニア物語
第26話

ミエロ本番 麻酔
(激痛度レベルB+)

検査室に入ると検査台の上に移され、そこでうつ伏せにさせられます。
この状態でしばらく待たされる訳ですが、この時間の長いこと、さらに緊張が増してきます。
うつ伏せでいる訳ですからなにやら準備している様なのですが状況が分かりません。
その時です。
おもむろに背中に冷たい感触が。
どうやら背中を消毒しています。
そして始まりました。
激痛の瞬間が。
麻酔の注射を持った先生がそこにいます。
「ちょっと、ちくっとするよ」
と言いつつ。
そして徐々に徐々に針が背中に近づいきたのです。
針は「スッ」と刺さりました。
ぐっ!
痛てっ!
顔がゆがみます
歯を食いしばり痛みに耐えていると麻酔が注入されているのが分かり、背中の感触が無くなってきました。
麻酔が効いてくるのが分かるのですが感覚が全て無くなる訳ではありません。
そして信じられない光景を見てしまったのです。
なんだあの太い注射針は...

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