激痛ヘルニア物語
第192話

ある術後の出来事
(激痛度レベル激痛だったと思う)


ある日、病室から悲鳴が聞こえてきた。
この世の物とは思えない、とてつもない悲鳴だった・・・
患者が医者を罵倒しているようにも聞こえた。
手術後、背中を切った場所がうまくひっついていないような話だった。
しかし、その後の調査でその原因は医者側に非はなく、患者側にあったのだった・・・

それは、あるヘルニア患者の術後の事でした。
普通、手術後の食事は、ある程度きまったものが出されます。
まぁ、出されてもあまり食欲が無いので食べられないのが普通なのだけど。
その患者は違ったようでした。
病院食では無く、術後に「○○」を医者に内緒で食べていたのです。
当然、その患者は「○○」を食べた事など医者には言いませんでした。
その後、患者の病状が急変し、痛みによる悲鳴が響き渡る事になったのです。
「○○」を食べた事を黙っている為、原因究明に時間がかかったようだけど
その後「○○」を食べた事がばれてしまい、その「○○」による原因だと判明したのです。

そして、その患者の背中の傷を(理由は良く知らないけど)縫うことが出来なくなり

数日間は手術の傷口がパックリと開いたままだったそうです。

当然背中の傷を開いたままでいなければならないので
うつぶせでしか、寝られない状態です。
寝るのも辛かったと思います。
また、痛みも相当なものだと思います。
かなりの激痛が襲っていたんだろうと思われます。
只でさえ術後の痛みは醜いものなのに
その傷口を閉じる事が出来ず開いたままにするなんて
考えるだけでもぞっとしました。
みなさん術後に食べるものは注意をしましょう!!

戀戻る黎次