激痛ヘルニア物語
第182話
第一の悲劇 手
(楽観度レベルA)
トイレットペーパーを握りしめながら
どうする事もできずにいるはっし〜。
そうなんです。
届かないんです。
手が。
お尻に手が届かないんです。
手をお尻に持っていこうとすると激痛が走る。
どうする事も出来ない激痛。
あまりの痛さに、手がお尻に届かなかったのです。
喜び過ぎていた。
はしゃぎすぎていた。
楽観視しすぎていた。
コルセットを巻いたおかげで、もうなんでも出来ると思っていた自分が悲しかった。
その後、何度かチャレンジをするも、あまりの痛さに手が届かない。
どうしても、お尻を拭くことが出来なかった。
このままほおっておいても、時間が過ぎていくだけ
はっし〜はどうしたらこの状況を切り抜けられるのか、考えに考えまくりました。
そして、答えは一つしか導き出せなかったのです。
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