激痛ヘルニア物語
第183話

第一の悲劇 答
(悩み度レベルA)


どう考えても答えは一つ。
そう。

看護婦さんを呼ぶしかない・・・・・・・・・・・・・・と。

もう、看護婦さんを呼ぶ事しか考えが浮かばなかったのです。
って言うか、頭がまったく回っていませんでした。
気ばかり焦っていて、時間だけが過ぎていく。
すでに、トイレに駆け込んで15分ほど過ぎた頃でしょう。
あきらめたくは無いけど、あきらめるしかありません。
病院のトイレには、患者に何かあった時の為のナースコールのボタンがあります。

ナースコールを見つめるはっし〜。

見つめたまま、なにかしら対策が見つからないのか?
どうしても、看護婦さんを呼ぶしか無いのか?
数分後
ナースコールを見つめていたはっし〜は
ためらいがちにボタンを押しました。

ボチっと。

はぁ〜。
さて、看護婦さんに、なんて答えよう・・・

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