激痛ヘルニア物語
第137話

術後1日目の激痛
(激痛度レベルA)

目が覚めると、そこは激痛だった。
痛い。
痛い。
痛い。
痛い。
痛い。
痛い。
痛い。
痛い。
痛い。
痛い。
痛い。
痛い。
痛い。
痛い。
痛い。
痛い。
痛い。
痛い。
痛い。
痛い。
考える事は、痛いの二文字。
夢ではない、現実は痛いし辛い。
いやになるくらい痛い。
起きるんじゃ無かったと思っても、仕方がない。
起こした看護婦に罪がある訳ではない。
背中を切ったんだから、あたりまえである。
でも、やっぱり辛い。
激痛に耐えられなくなった為、看護婦に座薬を入れてもらい
なんとか、痛みを紛らわすが、座薬は少しの気休めであり、
痛みはそれほど引く訳でもない。
が、無いよりはましだった、そう思うしかなかった。
自分が、我慢強い為か、ついつい限界まで我慢してしまう。
よっぽどでないと、筋肉注射での痛み止めは行わなかった。
とりあえず座薬で我慢できるところまで我慢して見ることにした。





そして、やっぱり動かなかった。

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