激痛ヘルニア物語
第133話

バルーン除去後 恐怖
(激痛度レベルB)

怖かった。




時間が経つのが怖かった。




尿意が怖かった。




するのが怖かった。




しかし、時間と共に尿意はやって来る。
誰にも尿意だけは、止められない。
尿瓶を取り出し、チャレンジをするも・・・
痛い・・・・
やっぱり痛い。
顔を歪めながらの、激痛が伴う。
いつまで、この激痛が続くのか不安になってくる。
しかし

今更痛いなんて言えない。




看護婦が怖くて言えない。

じっと、じっと我慢の日が続く事になった。
時間と共に、この激痛が消える事を祈りつつ。

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