激痛ヘルニア物語
第6話

暇とブロックと尾てい骨
(激痛度レベルA-)

さて、さて、また明くる日、先生がやってまいりました。

「今日も検査がなくて、暇だね〜」

といやな言葉が。
気づいたら、何故か横向きにさせられていました。
なんで仰向きでないの?
と、心のなかで先生に問いかけました。

祈りを込めて。

その祈りは通じず
背中でなく尾てい骨をアルコール消毒しているではないですか。
まさか

さすがに尾てい骨から注射はしないよな。

と、楽観的に考えていたのですが


プス

と尾てい骨に麻酔の針が・・・
手を思いっきり握り、我慢している自分がそこにいました。

痛てーーーーーぞ

背中に打たれる注射と甲乙つけがたく痛いぞ。
そしたら、また、入ってくる
今度は、足のなかまで水が入ってくるではありませんか。
通常の生活では考えられないこの感覚、なかなか、癖になりません。
この後、ブロックはいやになるほど、うたれました。
もういやだ・・・・

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