魚肉ソーセージ … 13年もの

夜中にタバコが切れて、無性に吸いたくなり、ついつい吸殻の山から元気な１本を見つけて吸ってしまう事がある。
夜中に腹が鳴って、無性に何か食べたくなり、ついつい冷蔵庫の中を漁ることがある。
冷蔵庫に何も無い場合は、冷蔵庫の周辺までもを漁ることが、、、あった。
忘れもしない今年の正月空け1月2日、前日の外出が響き風邪で寝こんでいた私。
夜になり腹が鳴り始め、我慢できずに這う様に冷蔵庫前まで到着。空けるも、中には玉葱１つと調味料のみ。
あきらめることなく乾物も探したがnothing。
最終的には定規を使って、冷蔵庫の下と横の隙間を漁ってみた。
意識が朦朧とする中、何かが定規の先に当たり手前に引き寄せてみる。
薄いゴムに包まれた、なんだか愛着のある棒状のその物体は明らかに食物。
先っぽを歯でねじり切り、鼻づまりで匂いさえしないが、一気に流し込んだ。味などしない。
翌日、便所で人生最長滞在時間を記録した私は、切れの悪い肛○を押さえながら母親に昨日の物体に就いて聴取。
よくよく冷蔵庫の裏を家族全員で掃除してみると、中身の入っていない生協の魚肉ソーセージパックが・・・製造年月日は、なんと昭和６３年６月（引っ越してきたとき）。
賞味期限は押してはかるべし。
壮絶な下痢祭りは２日間続き、最終的には医者にかかった。医者は問診後ひとこと、「腸にかつて見た事が無い量のばい菌と微生物が、、、云々」
腹が減って死にそうならば、無理せずそのまま死んだほうがマシだと悟った2001年正月の出来事。