明太子 … １週間もの

明太子は好きで今も食べさせてもらっているが、数年前　一時期　食べられなかった事がある。
それはある日　朝６時に出張しなくてはいけない時であった。
朝食を欠かさない私は、いつものように朝食を作った。味噌汁の具が無い。ふと見ると特売で購入した古い明太子がある。ちょうど期限切れ１週間、保存食品だし火を通せば問題ないだろうと味噌汁に加えた。
思ったほど悪くなく美味しくいただき、電車へ。しかし車内で何かノドが閉まるような感覚がする。あまり気にせず、取引先の方と合流。目的地へ一緒に乗車し高速で２〜３時間ほど行く。その途中　気分が悪くなってきました。

私がうつろな目で窓を見つめていると
「Ｔ・Ｄ君。どうしたの車に弱いの？朝早かったから？」
と気をつかっていただく。
私「ええ。 （変な取り合わせで食べたとはいえない）」
「サービスエリアで休もうか？」
私「ええ。 （それしか答えられない）」

サービスエリアに着きました。あの明太子が悪い事は間違いない。
吐き出そうとしましたが案外　吐けません。

仕方が無く　また乗車。

「Ｔ・Ｄ君。直ったね。良かった良かった。」
調子よく、しばらくは談笑もしていました。

すると、あと３０分くらいで、強烈な吐き気が襲ってきました。
横隔膜、腹筋が激しく痙攣して上下するのが分かります。

私の顔を見て　取引先の人も動揺しています。
「Ｔ・Ｄ君。ちょっと待て。もう少しで高速降りるから！」
「袋！袋！」
車内は大混乱になりました。

「わか・・・。ゴポ　ポポポ。」

「わあ！」

止まりませんでした。しゃべった口から
噴水のように出て行きました。

仕事はインパクトがあったのか、何なのか
うまくいきましたが。大恥をかきました。

古い明太子と新鮮な味噌汁の取り合わせには注意です。
遅効性でゆっくりと急激に襲ってきます。
吐き出せば問題なかったです。

Ｂ（遅効性）