投稿レポート333
投稿No.333  投稿者/VB-k  2002/12/02

ツブ貝(エゾボラモドキ) … 新鮮

かつて積丹で仕事の帰りに立ち寄った魚屋でツブ貝を3個買った。
これは食いでのある大きな貝で、刺身にしたら最高なのだ。
家に着いてホクホクしながら生きた貝を捌き、皿に盛り付ける。
肝が実にウマいのであるが、貝毒の危険性がある。
私は当たった事が無いため気にも留めず、肝もぶつ切りにして一緒に盛った。
醤油とわさびを付け、コリコリしたその新鮮な身に舌鼓を打つ。
「ウマい・・・・何だ、このピリピリ感は・・・・わさびだな、きっと。」
勝手な解釈をし、今度は絶品の肝を口に運ぶ。
「ウマい!!・・・・ピリピリ感が強いような気がする・・・・・変だ・・・・」
私は自分の味覚を疑いながら、次々と身や肝を口に運んだ。
コリコリ感や甘みが、やめられない止まらない状態なのである。
気が付いたらほとんど平らげてた。
しばらく経って、蛍光灯の光がまぶしいように感じ出し、
トイレへ行こうと立ち上がったらしりもちをついた。
強烈なめまいで立ち上がれず、視点が全く定まらない。
そのうち景色がぐるんぐるん回り始めて、やっと貝毒にやられたと判断した。
貝の唾液腺に含まれるテトラミンという物質が原因で、唾液腺を除去すればいいのであるが、
私は手抜きをした報いを体で実感したのだった。
死んだりもんどり打って苦しむような事は無いので、安全と言えば安全である。
「これがツブの貝毒か。酒より酔い心地がいいな。」と感心したくらいで、
明朝にはすっかり完治していた。
ただし、人によっては頭痛や吐き気を伴うようなので、食わない方が無難である。
酒を飲んでたら悪酔い状態だろうな。

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