投稿レポート292
投稿No.292  投稿者/いっし〜  2002/09/23

いくら丼<長文> … 売れない寿司屋

私がマックのバイトをしてた頃だから、もう十年位前かな。私はいくらが大好きで、休憩中のランチにいくらが食べたい!ってなった。私のバイトしていた場所は都内のある大型ショッピングモール内にあって、その時間は夕方の買い物客でごったがえしていた。どこも大行列みたいなかんじで、休憩時間がただでさえいとおしいので、この混雑にいらいらしていた。すると!なぜか誰もならんでない寿司屋があった。実は私にしか見えていない幻なのか?と思う程にその店は誰も見向きもしない。ちょうどいくらが食べたかったんだし、ちょうどいいじゃん! てなわけで、すみませーん!いくら丼いっちょーっ!ってな感じに注文した。お店の人のちょっと気まずそうな顔が今でもよぎる…。 休憩室に帰って待ちに待ったいくらどーん!を食す時がやって来た。もう心からニタニタしてしまう☆蓋をあけると、真っ赤にキラキラしたまんまるのいくらちゃんたちが「はやくたべて〜ん」といってるかのようだった… んん〜もぉ!たべちゅわうぞ!いただきまーす!パク☆…?ん…?なんだこのニオイ。さては酢飯か? つーかこのいくら自体酸っぱいかも。まぁこの店はそーゆー味付けなのかな?と、プラス思考というか、あほな私は、あんまおいしくなかったけど、まぁいいかぁ!こうしていくらも食えて休憩時間もまったりすごせたし!さぁ後四時間がんばるべ! と、スマイルをばらまきながら、ハンバーガー売っているその時! ちょっと胃が痛いかも…。一気に食い過ぎたかな?(結構早喰い癖があるのでたまになる)でもちょっと痛さ加減がいつもと違うな…もしや!ストレス?!←バカ。 それでも、私は、スマイルばらまきながらハンバーガー達を売りさばく。結構忙しい。すると、バイト仲間が「お前、なんか膝裏真っ赤だぞ?」え?何が?って感じでみたら、ブッツブツになっていた!しかも!肘の内側や気がつくと首のとこやお尻の下も!それでも、いくらのせいではないと思ってた。とりあえず早退し、母になんかじんましん出ちゃったよ〜お腹も痛いしさぁ。なんて言ってた。母は心配症なので、あんた!ちょっとそんなじんましん尋常じゃないよ!←そりゃそうだろ。 病院行きをすすめられたが、医者嫌いな私は、勿論断った。しかしその後直ぐ、目の前が真っ暗になるぐらい腹が痛くなり、ぐるぐると周りが動いてるような感じになりだした。気がつくと顔がパンパンに腫れ上がって、熱をもって痛痒い。唇も二倍ぐらい膨らんでるし、まぶたもかなりふっくらしてる。その顔で家族は爆笑してた。私も笑えた…が!それどこじゃない!急いで救急病院にいって処置をした。 「いつ頃からこんな症状が出ましたか?」 「お薬は飲まれてますか?」 「なにかアレルギーお持ちですか?」 と、医者はマニュアル通りに質問する。私もそれなりに答えた。 「んんーそのー夕方の休憩中になにか食べましたか?」 あーそーか!やっぱあれ腐っててまずかったんだ! と、その時気付いたのでした…

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