あれは今から16年前の事…。
当時8歳だった私は、両親と4歳下の弟の4人で千葉県の別荘に行ったのです。
早速海辺で魚や貝をとって舌鼓を打とう!と採捕許可を持つ父に連れられ、海岸に到着♪
その日は条件が良かったのか、魚よりも貝がザクザクと取れました。
様々な種類の貝をその場で酒蒸しにする贅沢…♪♪
ふと私が防波堤の側まで行くと…沢山のムール貝が防波堤に引っ付いているではありませんか!!
私「ママ、紫色の貝が一杯あるよ!」
母「これムール貝だわ。○○ちゃんでかした!
今日はこれ持って帰ってイタリアンにしよう!」
と、私以上にはしゃぐ母w
父が酒蒸しを作っている間に、大量のムール貝を取る母娘。
もうこれでいいやと思った時に、一つのムール貝が波に浮かんでいました。
まだあったよ!と私は料理中の両親の元へ。父は笑顔でヘラで殻をパカッ。すると…
「ギャーーーー!!」
叫ぶ父&母。
私「!?」驚いてムール貝を覗き込むと…
そこには腐ってドロリとしたペースト状になった中身と、大量の蛆虫が!!
ひええぇぇっ!!一瞬で鳥肌&放心状態の私。
弟は気持ち悪さで泣き出す始末。
ま、まあとにかく落ち着こう…。と父&母は私達をなだめ、酒蒸しをすすめてきました。
そうだね…と私は手元のオレンジジュースをゴクゴクッ。
喉を通過するおぞましい刺激臭。そしてうごめくなにか。
「……?………!!!!うぅ、オゲエェエ〜!!」
吐きながらひっくり返る私を見て、慌てて介抱する母。
そして私が口にしたオレンジジュースのカップを見て…絶句。
カップの中には先ほどの蛆塗れドロドロムール貝が…(泣)
どうやら怖くて泣き喚く弟が、ムール貝をはたいた瞬間に運悪く私のカップにin☆したそうです…うぅ、くそっ。
その夜私は40度の熱を出し、
洗面器を抱え胃がおかしくなるまで吐き続け…下痢の嵐…意識朦朧として便座に座れず、おむつを使うという恥辱プレイ状態に(泣)
次の日私は病院に行き、大量の薬と点滴を打つ事に。
吐瀉物に血が混じり私の胃と腸は壮絶な状態でした。
一週間経つ頃にはだいぶ良くなり、
柔らかい物とスポーツ飲料なら飲めるようになりました。
今は貝も食べますし、オレンジジュースも飲みますがどうもママレードは駄目です(泣)
あのバタリアンのタールマン状態になったムール貝を思い出してしまって…。