投稿レポート141
投稿No.141  投稿者/waten  2001/09/08

おにぎり … 1週間もの

私がまだ学生だった頃、食欲旺盛の真っ只中だった私は、弁当だけではあき足らずよく母親におにぎりを作ってもらってました。
出かけるときにいつも確認している風呂敷に包まれた弁当と銀色のラップに包まれたおにぎりをいつもの様にかばんにぶち込んで颯爽と登校。その日は試験前とゆうことで午前中で終わり帰宅。
その日を境に試験休みと土日と祝日が重なりかなり長い休みに突入。
試験当日、試験の事が頭にしかなく肝心の弁当+おにぎりセットを忘れ登校。
午前の試験が終わり昼休みに入った時点で忘れた事に気づく。
空腹に絶えられずかばんの中をゴソゴソとあさると、かばんの奥底に何やらつぶれた銀色の物体Xが・・・
「おにぎりだけ入れてくれたのかな?」と思い「弁当は?」とゆう疑問を残して早速紐解く事に。中からねずみ色のおにぎりが・・・
しかも何か粘り気まであるぞ。しかし空腹が限界まで達していた私はお赤飯と納豆のおにぎりかと勝手に介錯。
早速食おうとするとニチャッと嫌な音がし納豆の味と少しだが
酸っぱい味がする。「やけに納豆使ってるな」と思いながら気にせずに食う。中の具も気にせず食う。
1個を食べてる最中よく考えてみる。
その瞬間全身鳥肌が立ち恐怖に見舞われた。
「おにぎりに赤飯+納豆って普通ないだろ」と。よく見ると、青い斑点もちらほら見受けられた。速攻でトイレに行き口の中のものを出す。
トイレを出て手洗い場にて口の中をゆすぐが納豆臭さが取れない。
その様子を見ていた友人が声をかけてきたので事情を説明。
爆笑・・・。その時殺意が芽生える。がそんな事にかまってられず
「これはマジで死ぬかもしれん。」
脳がそう判断しテストをさっさと受けて家路につく。
母親にその事を話すと笑う。この時、また殺意が芽生える。
しばらくしてじいちゃんが出てきて「これを飲めや。」と。
正露丸かと思ったが思ったより箱が小さくボロボロ。名前をみると「六神丸」と書いてあり1.5cmくらいの壷みたいな中に黒い粒が入っていた。じいちゃんに詳しい事を聞くと昔中国で買ってきたらしい。
これは効くだろうと思い20粒ほど飲む。その夜覚悟していた
激しい下痢と腹痛はこなかった。数日経つが全然調子がいい。
1週間経つがなにも起こらなかった。私は胃と腸が弱かったので、薬が大勝利を収めたのであろうと思う事に。恐るべし中国4千年。
じいちゃんの薬がなかったらどうなっていた事やら。

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