あおつん&とんゆえん(ふぢ)の中国旅行日記!! ◆余計かもしれない説明
<中国旅行日記、開始にあたって・・・by あおつん> とんゆえん(ふぢ)に日記を任せておくと、いつまでたっても、 ・日記をアップしない!! ・日記が溜まっていく一方だ!! e.t.c・・・ あおつんが思うに、とんゆえん(ふぢ)がサボっているのが原因なのです。 どうだ!とんゆえん(ふぢ)。言いたいことあれば、聞こう。 とんゆえん(ふぢ)のいいわけ・・・ 日記を更新できなかった理由はいろいろあるのですが、ここで述べても言い訳にしかならないので言いません。楽しみにされてた方々、大変すみませんでした。 あぁー、悪かったな。日記更新しなくて。そうだよ、飽きっぽいんだよ。俺は。大体、こんな日記、楽しみにしているヤツがいるのかよ。いるわけねぇよ。いねぇんなら別に更新しなくても構わねぇだろうが。あぁ!? おもわず本音が出てしまったことをお詫び申し上げます。 今回の日記が書けることは、とんゆえん(ふぢ)が、この重いパソコン(約3.5kg)と、デジカメ2台、バッテリー一式を旅行に持って来てくれたからです。ありがとう。とんゆえん。 って、1ヶ月近くの旅行に何故?パソコン持参??? リュックを開けると、パソコンが・・・バッテリー一式が・・・ まっ、細かいことは気にせずに・・・日記開始〜 7月13日(火)鄭州:晴 鄭州出発。火車(列車)で成都に向かって24時間の旅の出発! 24時間列車の中では暇暇・・・ 3段ベットの寝台車に載ったけど、空調無しなので、車内は暑〜い! あおつんは3段ベットの1番上だったので、太陽が屋根直撃!屋根からの熱気が〜暑すぎ! あおつん想・・・夏の昼間の1番上段は載らない方がいい。切符を買う人は考えよう。 7月14日(水)成都:晴 成都到着。HOTEL探しに一苦労。これもそれも、あおつんが事前にメモっていた、電話番号を間違えていたからだ・・・ごめんね。とんゆえん(ふぢ)。 以前に、留学生仲間の団長から聞いていた、交通飯店に行ってみた。 あおつん・とんゆえんの思っている金額より高かった・・・団長達はこんな高いところに、泊まったのか・・・と思いつつも交通飯店に泊まることに。 “ラサ”に行くためにツアーの申し込み。 申し込みにはお金が必要(当たり前だが・・・) いざ、中国銀行へ・・・そこで、問題発生! なんと、鄭州で作った通帳ではお金が降ろせない〜。そんなバカな〜 通帳って、全国共通なのでは?? 「これは、鄭州のここの銀行で降ろしてね。」って・・・ 一気に、貧乏旅行に・・・転じた。お金がない!! どこでも、降ろせると思って、通帳にお金を入金して持ってきた、あおつんは、ガッカリ・・・ 成都でバスを待っているときに前の人が持っていたカモ(?)。袋から顔だけ出してガー、ガー鳴いていた。 もちろん一緒にバスに乗りました。料金は?カモ料金なんてあるの? たぶん、この後、食材になるんだろうな・・・。 7月15日(木)成都:晴→ラサ:雨 いよいよ、“ラサ”へ・・・ 4時30分交通飯店のロビーに集合。3時45分にモーニングコールを依頼。 とんゆえん(ふぢ)はそれでも心配だったので、パソコンに目覚まし機能をプログラム。 凄いぞ!とんゆえん。そんなこと、出来るなんて。すこし、ホ・レ・タ かも・・・ しか〜し!私たちが起きたのは、集合時間5分過ぎの4時35分!! 何なんだ!モーニングコールも、とんゆえんのパソコンもダメ!ジャン!! 何やってたんだ!プログラマー。 急いで、用意。ロビーから、催促の電話が・・・ 添乗員らしき人も、遅れたくせに、あおつん達に冷たい態度・・・ 空港へなんとか間に合って到着。 だが・・・ラサの天候が悪く、6時間空港で待つ羽目に・・・ 何のための4時30分?もっと寝かせてくれ〜 “ラサ”到着。標高高すぎ!(ラサの標高は3650m、富士山頂より少し低いくらいの高度) 先ず、あおつんが高山病になりました。頭痛・吐き気・身体の痺れe.t.c. 最悪です。動けない。 →へっ、へっ、へ〜、俺は絶好調だぜぇ〜!!(とんゆえん) 空港からラサ市内に向かうバスの中から撮った写真。まだ、この時あおつんは生きていた。 7月16日(金)ラサ:雨のち曇 あおつんダウン!昨日に引き続き動けません。 ホテルは同じ所にもう1泊する事にしました。 世界遺産の“ポタラ宮”のすぐ横です。 皆、世界遺産の壁に向かって、立ちションしています。 地元の人にしてみれば、世界遺産って何も関係ないんだね。 あおつん苦し〜い! →俺は今日も絶好調。でも、あうつんの調子が悪くてどこにも行けないよ〜、あぁ〜、看病で忙しい。 →とんゆえん何もしてないじゃん!! ポタラ宮。中には部屋が1000室もあり、まさに迷宮だそうだ。 でも、高山病のためにまだ中に入ることが出来ないでいる。 7月17日(土)ラサ:曇 とんゆえん(ふぢ)高山病でダウン!あおつん復〜活! 凄いね、人間の身体って・・・順応するんだもの。 それにしても、こんなに空気の薄い所で生活していて、地上の空気のたくさんの所に下りていったら、スーパーサイヤ人になれる。ってとんゆえん(ふぢ)が言っているが、あおつん的には、頭が取り替えられるアンパンマンがいいな〜。 だって、頭痛いんだもの〜 ここ“ラサ”は空気が薄いし、乾燥している。幸い7月8月は雨量が多いけど・・・ 飲料水(水)が地上の2〜3倍の価格です。 まぁ、ここまで、トラックに乗せて運んでくる事を考えると分かるけど。 留学生のK洋君が「水は1日に2リットルは飲むように!」ってアドバイスくれました。 K洋君!1日2リットルはちょっと無理みたい・・・でも、がんばるよ。謝謝。 現在、とんゆえん(ふぢ)は、ベットの中で何かモゴモゴ言っています。無視無視。
7月18日(日)ラサ:曇 ラサに来て2日は高山病の症状も無かったのだが、その後は頭痛がひどくあおつんのバファリンにお世話になっている始末。あおつんは高山病だと言っているが、俺が思うにこれは絶対看病疲れだ! まぁ、それはどっかに置いておいて、今日は俺の体調が割と良いので思い切って別の安ホテルを探しに行くことにした。今の「航空飯店」は1泊180元(約2700円)。普段、貧乏学生の我々は宿泊費1泊80元(1200円)以下を目標にしているので1泊180元は高過ぎるっ!!今まではあおつんが高山病になったり、俺が看病疲れになったりした為、仕方なく高いホテルに泊まっていただけなのだ。 荷物をリュックに詰め、3輪自転車に乗ってホテル探しに出発だ。 しか〜し、ホテルをあちこち探すが値段が180元より高かったり、安くても満室だったりとなかなか見つからない。もっとも風呂・トイレが共同というホテルは20元程度からあるのだが、やはり「風呂・トイレ共同」だけは妥協できず、延々とホテル巡りを続ける。 今、ラサは観光シーズンで条件の良いホテルはほとんど満室状態。1泊80元という目標はあきらめ、とりあえず「航空飯店」の1泊180元よりも安いホテルを探すことにした。 そうするうち、ついに1泊120元という「市政府招待所」を発見。部屋もきれいで好印象。「やっと見つかった〜!」と2人で喜び合ったのであった。が、フロントで宿泊手続きをするためパスポートを見せると・・・。 服務員:「日本人は泊められません。」 我々:「ええぇ〜、なんで?ぬか喜びかよ〜」 理由は分からないが「〜招待所」という名前のホテルは日本人を拒否することが多いようだ(以前にも拒否されたことがある)。テンション下がりまくりの状態でホテルを出る。背中の荷物が重くのし掛かる。標高が高いため息が切れる。頭痛がする。 それでも頑張って付近のホテルを回っていると、ついに1泊140元(約2100円)というホテルを発見。そこに決めた。 ≪ここであおつんから文章が長すぎるといちゃもんが付いたので以降は淡泊に書きます≫ この後、ホテルで少し休憩し、大昭寺に行った。終わり。 大昭寺の付近で五体投地をする人。 大昭寺の周りは巡礼者などで賑わっていた。 7月19日(月)ラサ:雨のち晴 朝、目が覚めると頭痛や身体のだるさが全くない。も、もしかして「スーパーサイヤ人になったのか!?」 しばらく様子を見てみたがどうやら本当に高山病・・・じゃなかった看病疲れを克服できたらしい。これで本格的にラサ観光が出来る。 朝、少し雨が降っていたのでラサ市内の博物館に行った。ここにはチベット各地で出土した物がたくさん展示されていた。大勢の人々が熱心に収蔵品をカメラに収めていた。そこまで貴重なものなのだろうか。俺には全然わからない。 西蔵博物館。外に出ると雨はすっかり上がり青空が広がっていた。 その後、食事をしてから大昭寺に行った。前日までは外から見ていただけだったが今日は意を決して内部に潜入だ。寺の中では巡礼者が熱心にお参りしていた。寺の上にも登ることができ、ラサ市内が一望できた。青空やチベットの山々がとても美しかった。標高が高いためか空の青が濃く、とても印象的だった。この青空は一見の価値有りだ。写真だと空の青がうまく表現できていないのが残念。どうしても見たい人は今すぐチベットへGO!! 大昭寺。 チベットの青空。 チベットの山々。
7月20日(火)ラサ:曇のち雨 俺もあおつんも完全に高山病を克服したようなので今日はチベット観光の大本命「ポタラ宮」に行くことにした。ポタラ宮は世界遺産だし、チベットに来たなら必ず見ておかなければならない所である。 だが、腹が減っては戦は出来ぬ。まずはホテルの前の中華料理屋で食事をする。頼んだ料理を食べていると次々と乞食がやってくる。追い払っても追い払っても次々とやってくる。ある乞食は札束を手に握りしめながら「金をくれ。」と言いやがった。俺が見る限り体は五体満足だし、まだ老人というには早すぎる年齢の人ばかり。ったく真面目に働きやがれ。 あおつんが思うに、乞食に金を恵む外人が多いからだと思うよ。ね、とんゆえん。 お前、ここに来てからいくら恵んだんだよ!・・・こういうヤツがいるからだよ・・・ブツブツブツ。 ま、いろいろ個人的なバッシングがあるようですが、お腹も一杯になったのでポタラ宮に向かう。 ポタラ宮の入場券売場に行くと、そこは外国人で溢れていた。どうやら1日あたりの入場者数に制限(1日1000人)があって今日はもう入れないらしい。今日、入場券の予約をしないと明日入れないという。でも、予約受付の開始時間までは3時間もある。どうしてこんなに面倒なことになっているのだろうか。 仕方ないのでラサホテル(ラサで最も高級なホテル)に行き、ツアーを組んでもらおうとしたが、あっけなく断られてしまった。まだ、予約受付時間まではかなり時間があるので、ホテル内にあるレストランで1杯24元(約360円)の紅茶とコーヒーを2時間かけて飲んだ。24元は日本円に換算すると360円と安く感じるかもしれないが、中国的な金銭感覚では非常に法外な値段だ。高級ホテルだからそれなりの値段だろうとは覚悟していたが、2人あわせて48元と聞いたときには正直驚いた(中国では3元もあれば腹いっぱいご飯が食える)。高級ホテル、怖い・・・。 時間になったので再度ポタラ宮に向かう。2人ともお腹の中は紅茶とコーヒーでダボダボだ。ポタラ宮に着き、入場券の予約をし、その後ホテルに戻った。結局、今日は何も出来なかった。 夜8時頃に屋台の串焼きを食べに行った。かなり香辛料が効きすぎではあるが結構おいしい。ラサの寒さも吹き飛ぶ辛さが自慢だが、あまり食べ過ぎると翌日お尻が焼けるように痛くなるのが欠点。
7月21日(水)ラサ:晴 今日は世界遺産ポタラ宮に行ってきた。天気は快晴。空は真っ青だ。 前日、入場券の予約をした際に入場時間が指定されているので、その時間より少し早めに入り口に到着した。入り口で予約票を見せ、ついにポタラ宮に入る。山の上にあるポタラ宮までの長い坂を高山病が怖いので30分ぐらいかけてゆっくり登る。
坂を上りきると入場券売場があり、1人100元(約1500円)の入場料を払う。はっきり言って100元は高過ぎだ。物価格差を考慮すると100元は1万円ほどの価値がある。100元あれば棒アイスが200本。中国人の主食の1つであるマントウ(蒸しパン)が400個、駄菓子屋で売っているガム(日本でいうと10円ガム)なら1000個も買える。普通の外国人はあまり高いとは感じないかもしれないが、自分たちのような中国国内で生活する者にとっては非常に高く感じる値段だ。 ポタラ宮の内部は写真撮影が禁止となっている上に非常に暗いため、内部の写真を撮ることは出来なかった。内部はたくさんの細かい部屋に分かれており、各部屋には仏像や教典などの宗教的なものが並ぶ。 目につくのはお布施の量。お布施を入れる皿だけでなく、壁、床、展示品の中など、所構わず中国元や世界各国の紙幣がつっこまれている。その上、あちこちに過去のお布施の中から世界各国の紙幣を抜き出し、きれいに並べて貼ってある。ポタラ宮全体で「金、かね、カネ、お布施をくれ〜!」と言っているようだった。もう少し控えめにしたほうが良いと思うのは俺だけだろうか。当然のことながらお布施などをする気持ちは全く無くなり入場料以外には1元も払わなかった。 それにしても、ここ(ラサ)は、富士山の頂上より少しだけ低いのに、どうして、草も木も水もあって、人々が生活出来るのかな?富士山の上には“植物限界線”があって、草も木も無いのにね。誰か教えて下さい。 今日、ポタラ宮に登ったことで、ひょっとしたら、富士山より上に登ってしまったぞ〜。ポタラ宮は13階建で、115.703メートルあるそうです。 頂上(屋上)では気分の悪くなった人が、自分の気分の悪さを、携帯電話で話していた。ここまで来て、携帯電話とは、中国、携帯電話産業躍進だね。(ポタラ宮とは関係ないけど・・・) ポタラ宮の屋上。 ポタラ宮の屋上からの景色。 ポタラ宮全景。 |