ドンタコス通信
ドンタコス通信


あーあ、今週もやってきてしまったよ。ドンタコス通信の配信タイムが。
もうすぐ、深夜2時だってのに、何にもネタを考えてないぞ。まあ、適当に
書いてチャッチャと寝よう。


宮大工
宮大工という、主に社寺の修復等を仕事にしている人の本を読みました。
この本を読んで、衝撃を受けたのが、今の大工を含めた木工はノコギリで木
を切ってしまうので、木目を生かせず、殺しているというのです。
昔の大工を木目に沿って木を削ったり割ったりと、木の性質を考えていたの
ですが今は作りたいものに木を無理矢理切っているのです。
これは、最近いかに大量に同じ作品を作るかという事を考えていたN村にと
ってはショックでした。ノコギリで切るのは、木に優しくなかったとは!
だからといって、今すぐにどうこうする問題ではないが、そのうちにじっく
りと考えてみる事になりそうな問題ではある。とりあえず、頭の片隅に置い
といておこう。


年賀状
そろそろ、年賀状をつくらんといかん時期になってきた。
今年というか来年の干支はヘビなのだが、しまった事にヘビはこない描いた
ばっかりなんだよな。もう一回ヘビを描けるほど、ヘビの絵はストックして
ないぞ。まったく、どないせいっちゅうんじゃい。
だいたい、ヘビは手足がないから、表情がつけにくいんだよな。絵が下手な
のがバレてしまうじゃないか。どうにか、誤魔化して絵を完成させにゃなら
んな。


プロモ
ようやく、「ゴキブリの歌」のプロモーションビデオを撮るという計画が進
行してきました。どんなものを作るのか、漠然としたイメージしかないよう
な状態ですが、ご期待下さい。
こういうのって、作っている時や、あーだこーだ、みんなで集まってワイワ
イガヤガヤやっている時が一番楽しいんだよな。私を含めてみんな素人だか
ら、要領は悪いし、思ったようにいかない場合も多いのだけど、それをこな
していく事が楽しく感じる。
それに、複数の人が集まるのは一人で作るのとは、全然違う面白さがある。
もっともっと輪を広げていって、色んな人と共同で何かを作りたいと思って
いる今日この頃です。


正義のおやじ
週末に出張先の御殿場からロマンスカーという特急に乗って帰ろうとした時
の事です。ロマンスカーは全席指定なので、席を予約しなくてはなりません。
普通であれば御殿場からであれば空席があるので、特に前もって予約とかは
せずに、ロマンスカーの発車時刻の少し前に窓口で直接買っていました。
しかし、その日はなぜか、満席だったのです。しかも普通席だけでなく、値
段が高いだけという噂のグリーン車までです。N村は終点の新宿までは行か
ずに途中で降りてしまうので、あわよくば空席があるかと思いきや、喫煙席
しか空いていませんでした。
この手の車両の喫煙車両はタバコの煙が充満していて、タバコを吸わない人
間には5分と居られぬ環境と化しているのです。冗談抜きに、ドアのガラス
越しに火災報知機が反応しないのが不思議なくらいの煙がたちこめているの
が見えるのです。
さすがに、そんな車両に乗って帰るのはイヤだったので、ちょうど着ていた
各駅停車に乗って帰ることにしました。
前置きが長くなってしまったが、こっからが本題です。
各駅停車でJRから小田急線に乗りかえる時の事です。N村の前を歩いてい
た人の肩を別のおやじが、後ろから叩きました。それも軽くトントンという
感じではなくてドアを強く叩くときのように、ゴンゴンという感じです。お
いおい、知り合いなんだろうけど、その叩き方はないんじゃないかい。そん
な叩かれ方したら怒るぞ。他人事ながら、ちょっと心配して歩きながら成り
行きを見守っていました。すると叩いたおやじ曰く
「ちょっと、禁煙ですよ!!」
おおっ、こいつは意外な展開だ。なんと今時珍しい、正義感の強いおやじで
あったか。
「すいません。」
注意された方は謝りますが、そんな事でおやじの勢いは止まりません。
「謝まればいいんじゃないよ。早く火を消しなさい。」
消せってどうやって消せちゅうんだ。注意された人もどうやって消すのか困
ったらしく、まごまごしていたら、さらにおやじの攻撃が。
「ほら、さっさと消して。」
どうやら、おやじは火が消えるのを確かめるまで、その場を去るつもりはな
いようです。もう一人がクツの底で火を消すのをじっと見ていました。
注意することは悪くないのだが、見ていて気分が悪くなってしまったぞ。ち
ょっとでも考えれば、もっと気分のいい方法も思いつくだろうに、あのやり
方では、わざわざ敵を作っているとしか考えられんぞ。おやじにはおやじな
りの考えがあってそういう方法を選んだのだから、まあ、良しとするか、私
に危害があるわけじゃないし。
小田急線に乗り換えて、気分一新、さぁのんびり居眠りしながら帰るかと思
って座席に座ってぼんやりとしていた時に、さっき聞いた、あの声が再びN
村の耳に届いてきたのです。
「電車の中では携帯電話は使っちゃいけないんですよ!!」
ご丁寧に車内を点検して回っているようです。N村の前に座っていた女の子
二人組みに注意してせかせかと去っていきました。
「電源を入れるのも使っているのと同じですからね。」
と去り際にブツブツと言っていきました。
まあ、よく分からんが、去っていったのでもう帰ってこないだろう。
そう安心したのも、つかの間、おやじは例のごとく携帯電話を使っていると
思われる人々に注意しながら帰ってきました。おいおい、このおやじまた来
やがったよ。
携帯電話を使っている人が正しいとは言わんが、どっちが迷惑かといえば、
おやじの方がはるかに迷惑である。過去におやじに何があったのかは知らん
が、よっぽど捻じ曲がった人生を生きてきたようだ。
その後、おやじはN村の前を人の神経を逆なでしつつ2回ほど往復していっ
た。あまりにもうっとおしいので足をひっかけて、お前の方がよっぽど迷惑
だ!と言ってやろうかと思ったが、おやじを相手にする気力がないので、ほ
っておく事にした。言葉のゲームをやって負ける気はしないが、勝ったとこ
ろで、後味は悪いに決まっているからな。
おやじは、今日も敵を作っている事だろう。


というわけで、今週のドンタコス通信はこれにて終了です。
あーあ、やっぱり3時を過ぎちまったよ。この時間で明日の準備をしていれ
ば、明日はドタバタせずに、出発できるっていうのになぁ。まあ、いいか、
ドタバタして出発するのが好きだし。
では、また次回をお楽しみに。





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