ドンタコス通信
ドンタコス通信


さあ、やってきましたドンタコス通信の時間だ。
最近サボりぐせがついていたので、そろそろ毎週配信を復活させるべく、頑
張っていくぞ!!


再び、御殿場へ
去年に引き続き、今年も御殿場へ出張と行く事になってしまった。
当然、ホテルは去年と同じく味のあるボロホテルだ。
敷き布団もひかずに、畳の上で毛布にくるまって寝るという普段のスタイル
から、急にホテルのベッドで寝ると背骨が歪んだようで落ち着かない。何度
も夜中に目が覚めてしまった。


アトピー闘病編
やはり、ドンタコス星人に地球の環境は合わないせいか、今年の春ぐらいか
ら腕の皮膚がカピカピに乾燥しはじめました。乾燥した皮膚は、そこだけ見
れば人間のものというよりは爬虫類のウロコのようで、なかなか見ごたえが
あります。
爬虫類なのは見た目だけではなく、なんと脱皮までするのです。実際は脱皮
というよりは、皮膚がボロボロと落ちるだけですが。この時脱皮する量が半
端じゃない、二日に1回ぐらいのサイクルで腕全体脱皮しているような感じ
なので、部屋中に脱皮した皮膚が散らばってしまう。
まあ、もともと木の削りカスがあちこちに落ちているので、あまり変わって
いなかったりするが。
脱皮だけ繰り返しているうちなら、長袖シャツを着ていれば誰にもばれない
ので別段どうって事なかったのだが、だんだんと痒みと痛みを併発してきや
がった。痒いのはある程度我慢できるのだが、寝ている間に無意識に腕を掻
いてしまうのだけはどうしようもない。おかげで、朝起きたら、腕が血まみ
れというような毎日を過ごす事になってしまった。
流れるのが血だけならば、良かったのだが、傷口が化膿して血から赤血球と
血小板を抜いたような体液が流れるようになってきた。こいつが困ったこと
に、1時間たっても2時間たっても乾いてくれないのだ。さすがに、そのま
まシャツを着るわけにはいかないので、ガーゼで腕を覆ってどうにかごまか
していました。
やがて、症状は首、背中まで侵食し始めやがった。まさに「おやぢのウミ」
状態です。悪化する一方の症状は、さらに、N村にダメージを与えてきまし
た。夜に痒みと痛みで眠れなくなってきたのです。
どのくらい痒いかというと、身体の内側から数十本の針が皮膚の少し内側を
チクチクと刺しているような感じなのです。痒みを取り除くために肉ごと、
皮膚を抉り取りたい衝動にかられてきます。
この頃には、皮膚が堅くなってきて、腕が自由に曲がらなくなってきて、振
り向くと首の皮膚が割れて血が出てくるという有り様でした。
はてさて、さすがにこのままじゃ仕事にならんという事で、ガラにもなく病
院へ行く事になりました。電話帳で調べて、適当に目星とつけて行ってみた
ら、改装中で閉まっているじゃないか。おいおい、そこまでして人の邪魔を
したいのか!!
仕方なく、第2候補の病院へ。しかし、皮膚科の病院って儲かっているのだ
ろうか。というのは、ほとんどの病院が昼休みが異様に長い。12時から3
時まで休みというのが大半だ。もちろん、それよりも短いのも長いのもある
が、サラリーマンのN村からすれば、信じられないような時間である。
さて、診てもらうと、予想通りかなり症状は悪化しているそうだ。そこで悪
名高いステロイドの薬と、化膿止めに抗生物質をもらってきました。恐るべ
きはステロイドの効果です、N村の人間離れした新陳代謝機能との相乗効果
で1日で体液が出なくなり3日もすれば、脱皮することもなくなってきまし
た。
普段、薬に頼って生活していない分、肉体本来の持つ回復能力には自身のあ
るN村ですが、それを遥かに上回る回復をやってみせたステロイド剤という
ものは、恐く感じます。治る事は別に悪くはないのですが、治り過ぎるのは
不気味です。身体の能力以上の力を出させるだけあって、反動もまた凄いも
のだと思います。その反動にあってしまった人がステロイドは危険だと言っ
ているのでしょう。
N村の腕の方は、現在は傷跡が残っており、肩から下が日焼けでもしたかの
ように茶色く全体的にシミになっています。またところどころ内出血した後
のように紫色のマダラ模様になっており、あんまり人に見せられる状態では
ありません。
完全復活には後、半年ぐらいはかかるでしょう。


仮装パレード報告
いやー、良かったでっせ、仮装パレードは。
まず、驚いたのが参加者のレベルが無茶苦茶高い!!おいおい、そんなのあ
りかよ、と愚痴をこぼしたくなるくらいだ。
反則と思えるのが特殊メイク系の人達。顔がウロコで覆われていたり、ゾン
ビだったり、痛々しい傷口が開いていたりしていた。おそらく、映画かメイ
クの専門学生だと思うのだが、アマチュア大会にプロが参加したように技術
の差が歴然としていた。ある意味やる気をそがれてしまったぞ。
そういう技術を間近で見れるチャンスと思えればよかったのだが、残念なが
ら、そうはならなかった。
N村の作ったゴキブリスーツがなんだか、子供の工作に思えてきた。まあ、
当初のコンセプトがチャチで見るからに手作りなモノだったから仕方ないの
だが。
多少、落ち込みはしたものの、パレードが始まってしまえば、そんな事は関
係なし!!勢いだけで、刹那を楽しむだけだ。
しかし、そんなN村にトラブルが発生。ゴキブリスーツの目玉が片方とれて
しまったのだ。しまった、時間の都合で耐久試験はしていなかったからな。
手抜きで作ったツケがまわってきてしまったぞ。
見知らぬ、パレードの参加者に応急処置をしてもらったのだが失敗。仕方な
いので、隻眼のゴキブリでパレードの残りを歩くことになってしまった。
こういうイベントの何がいいかって言うと、エネルギーがみなぎって溢れ出
ていることだ。そしてエネルギーが見ている人達に影響を与えていく。その
溢れる中心ではないにせよ、エネルギーを出す側に自分が居るというのが、
最高に気持ちいい。まるで、幸せという光の中にでもいるようだ。
また、来年も参加するぞ!


湯沸し機
うーん、風呂の湯を沸かす湯沸し機が反抗期に入ったようだ。朝風呂に入ろ
うと思って湯を出してみたものの、蛇口から流れ出てくるのは冷たい水ばか
り。ガスレンジのガスは使えるので、湯沸し機が原因だという事は分かるの
だが、どないすれば治るのか、皆目見当もつかない。
困ったけど、まあいっか、もうすぐ出張だし。相変わらず、軽い性格である。
とりあえず、髪を洗いたいので、鍋いっぱいに湯を沸かして、それを洗面器
に少し移して水を注いでぬるま湯にする。そうやって数回に分けて洗面器に
ぬるま湯をつくって髪を洗いました。
これって、不動産屋に文句言ったらタダで直してくれるのかな、と思いつつ
もその日はそのまま、仕事に行きました。
帰ってきて、あわよくば自然治癒しているかと思ったが、そんなに都合良く
直るわけもなく、相変わらず冷たい水を吐き出しつづけている。これで、頭
を冷やせとでもいうのだろうか。
水しか出さないようになってから3日後、今日も冷水が出るかな?と変な期
待をしながら、蛇口をひねると何故か冷水ではなくて温かいお湯がでてきま
した。
きっと、湯沸し機に住んでいる妖精さんが、3日ほど旅に出ていたのでしょ
う。妖精さん、お帰りなさい。今度出て行くときは一声かけて欲しいもので
す。


という、わけでドンタコス通信はこれにて終了。
また去年と同じように、週末に出張から帰ってきては、ドンタコス通信を配
信してまた、出張に行くいうサイクルを繰り返すような気がする。問題は出
張に行き出すとネタがないんだよな。
じゃあ、また。





ドンタコス通信001101号
ドンタコス通信001120号
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