ドンタコス通信000627

と書かれた封筒がポストに入っていた。
まさか、部屋の掃除をしていないのがばれたので、掃除しろと催促が来たの
だろうか？
いや待て、落ち着け。それならＮ村個人宛てであり、各位って事はないだろ
う。
じゃあ、壁の塗り替えとか、何かの定期診断で部屋を一時的に明け渡さにゃ
ならんのだろうか。今の部屋の状況は人に見せられるものではないので、片
付けなくてはいけないだろうな。
あれこれ、想像しながら、封筒を開けて見ると、中にはマンションの広告が
入っていました。
ええーい、紛らわしい封筒にそんなもん入れるんじゃねぇよ！
メッチャ、ドキドキしただろうが、まったく。
でも、入居者各位とか書かれていれば、いきなり捨てられる事はないので、
広告の手段としては上手いと思う。ただし、Ｎ村のように、ムキッ！とくる
人間もいるので、必ず効果が上がるかといえば疑問ではある。

前々から疑問に思っていたのが、選挙前とかにテレビや新聞でやっている有
権者アンケートです。
これって、私の周りで応えた事があるという人を一人も知らないのだ。ただ、
話題にのぼらないだけで、誰か応えた人がいるのかもしれないが、とにかく
聞いた事がない。
しかし、土曜日にＮ村の元に遂に有権者アンケートの電話がかかってきたの
です。
最初は何かの勧誘かと思ってしまいました。なぜなら、電話の向こうの状況が
みんな、何かを一生懸命に話している雰囲気があったからです。ただ、話して
いる人の数が無茶苦茶多いという印象を受けました。
アンケートは淡々と進んで行き、特に面白いものはありませんでした。
今まで有権者アンケートとかは、例えば平日に家にいる等の偏った人間にしか
されないものかと疑っていたのですが、これで疑いは見事に晴れました。

前回紹介したトムヤムクンですが、この世にはあれを平気で食べる事のできる
日本人が居る事が判明しました。
あの料理を平気で食べるなんて、尊敬するというか、飽きれるというか。
やはり、どこか味覚が違っているのだろうか、それとも、強烈な味オンチなの
か？でも、自称味オンチの某Ｆ原氏ですら完食できなかったしな。
まあ、とにかく世の中は広いという事だ。

毎月恒例の川崎アートマーケット出店報告です。
今回は見事に雨。こりゃ今回は中止かなと思っていたら、いちおう様子を見
ながら開催するとの事。しかも、今回は出店料が無料！！こりゃ行くしかな
いだろ、と意気揚揚と行く予定でした。
しかし、Ｎ村は珍しく風邪をひいてグロッキー状態。行きの電車の中で座っ
たまま寝ていると気持ち良くなって、そのまま一生眠っていたくなってきま
す。そこをなんとか、意思の力でねじ伏せて一路、出店会場へと向かいます。
会場に到着すると、本当に今日あるの？と言いたくなるぐらいに、出店者が
少ないじゃないか。皮肉にも今回は出店者数が最大のはずだったのに。
まあ、来たからには店を開かにゃならんというわけで、霧雨の中で商売を始
めたのですが、お客さんが全然来ない。
こんな事なら、私も家でぶっ倒れていれば良かったかと後悔したくなってき
ます。それに、ノドが痛くて話しをするのがキツイので、私の店を見に来て
くれた数少ないお客さんに声をかける気にもならなかった。
まったく売れない中で版画を黙々と刷っていて、これって一生懸命に不良在
庫を作っているのだろうかと思えてきた。そうなると、なんだか自分で自分
の棺おけを作っているような錯覚を感じてしまいました。
雨が止んで途中からポツポツとお客さんが来てくれたのですが、売上は最低
記録を更新しました。なんと１５０円。うーん、片道の電車賃にもならなか
ったな。

川崎ではなんと「ゴキブリの歌」が収録されたインディーズＣＤも販売して
いました。
知り合いの出店者と、これは何？という目で見てくれたお客さんに視聴して
もらいました。ほとんどの人が笑ってくれ、中には涙を流す人もいました。
延べ１３人ほどに聴いてもらい、その人達のコメントを紹介します。
・電気グルーブみたい
・人生が楽しそうですね
・もう、最高
・ピコピコ音が鳴ってる
・全然、素人っぽくない
・タイトルからは想像できない曲
・完成度が高い
悪い評価は、全然なくて、これは方法さえちゃんとすれば売れると感じまし
た。
まず、今回はヘッドフォンで聴いてもらうだけだったので、次回は小さいス
ピーカーを持って行き、そこで流す。
そして、ゴキブリの歌の広告を作成してお客さんに配る。
最終的にはＮ村がゴキブリの被り物を被って歌いながら販売する。

ゴキブリの被り物を本気で作ろうかと考えていたら、１０月の川崎はなんと
仮装での出店が基本というじゃないか。こりゃもう願ったり叶ったり。
こうなったら、金がいくらかかろうか作るしかない！！
問題は作り方のノウハウが全然無い事だ。とりあえず、個人向けにコスプレ
用の衣装を制作・販売している店に行って、材料や手順を教えてもらうかな。
被り物が完成したら、誰も見ないプロモーションビデオを作ってもいいかも
しれない。
うーん、夢が膨らむなあ。
Ｎ村があれこれ考えていると、主催者の方が一言「君はそのままでも十分仮
装で通用するから」
深く意味は考えないでおこう。