『爆痛みか物語』
第72爆章

金属の棒
SOSレベル
★★★★★

放射線科のカテーテルを入れる処置室へ入り、まず着替えをした。
カテーテルを入れるのは尿道から。
産婦人科のように足を乗せる台があるベットに寝て、まずは消毒。
出産経験があるものの、これはとても嫌〜な感じです。
紙か布かわかんないようなもので下半身を覆い
尿道部分だけが見えるように切り取りました。

まるでオペです。

何だか、とんでもない事が始まりそう…

おちつけ〜

おちつけ〜

痛くありませんように!


必死で祈りました。
きっと、すぐ終わるんだ!
そう信じずにはいられませんでした。
「麻酔の役目をするゼリーを塗るからね〜」
尿道の回りに、冷たいゼリーが塗られます。
気持ち悪い…
ほんっとに、いやぁ〜な感覚です。
「細いカテーテルを入れるのに、直接入れられないから、太めのコレを入れるよ。ちょっと痛いけど我慢してね。」

コレって……
みかの指の太さはあろう金属の棒。

そんなん入れたら痛いに決まってるじゃん!!!

まな板の鯉。
もう逃げられません…
でも、叫びたかった。
助けてくれ〜

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