『爆痛みか物語』
第34爆章

いい病院
激痛レベル
★★★★★

病室に戻るとすぐ、看護婦さんがやってきた。
まずは、点滴はずっと入れたままだからズレないように固定。
次にとうとう座薬を入れられた。
若くて、かわいらしい看護婦さん。
その手際の良さに、感心していた。
神業で入れてもらった点滴も調子良く流れていた。
この病院はなかなかいいかも〜

病院からの連絡を受け、会社の人が来てくれたのは、それから間もなくの事だった。
事務の係長で40半ばのH川さん。
独身で地味なタイプの彼女とは必要以上の会話をした事がなかった。

「大丈夫?」
はぁ〜
何とか生きてます。
今わかった事を説明した。
「着替えとかどうするの?」

そうなんだ!
誰かに持って来てもらわなくちゃ…
美希に頼むから
子会社で以前働いていた美希。
美希パパはみかの会社の総務次長。
だから、美希の事も、みかと仲良しだと言う事も有名だった。
「じゃぁ、美希さんが来るまでに必要な物を用意するね。」
お願いします。

渡る世間は鬼ばかりじゃないな〜
しみじみ思うみかだった。
美希と子供へ電話してくれるようお願いした。

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