『爆痛みか物語』
第26爆章

あふれ出した血
激痛レベル
★★★★★
びっくりレベル
★★★★☆

何じゃこりゃ〜
故・松田優作状態!

血・血・血

どこから出てきたのよ!

鼻血?

つい鼻に手を当ててみた…
違うな〜

あ゛っ

点滴が逆流して、そこから血が吹き出してるぅぅぅ〜
しかも止まらない〜
半分閉まっていたカーテンを開けて、看護婦さんを呼ぶ〜
痛みで声も出ない…
隣のベットで点滴をしていたお兄さんが気付いてくれて
「看護婦さ〜ん点滴逆流しとるで来たって〜」
後からの会話を聞いてて、そのお兄さんは、
なかなか点滴慣れしてらっしゃる方のようで、
逆噴射で驚くみかとは違い落ち着き払って看護婦さんを呼んでくれた。
かなり感謝した…
「あらあら〜」
看護婦も慌てて処置。
ベットにタオルを敷いてくれて、まずは横になった。
まだ血は止まらない。
点滴を止めて接続の部分から血液を抜いて、また入れた。
また血が逆流…
タオルも血だらけになっちゃった。
何回か同じ事をして、やっとおさまった。
シーツ汚して
ごめんなさい
「気にしなくていいの」

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