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はっし〜


第187話 第二の悲劇 きっかけ
(激痛度レベルなし)




腹減った〜。








これが、きっかけだった。





腹さえ減らなければ、悲劇は始まらなかったのです。





コルセットを巻いた事で、車いすで動ける自由が許されています。


そう


車いすの便利さは、もうベットに縛り付けられない事なんです。


どこへにも、自由に移動できる。


自分で売店にも行ける、そこで好きなものが買える。


好きなものが、なんでも食べられるのです。


ベットで寝たきりの時は、病院食しか食べられません。


一人暮らしだった、はっし〜は自分の事は自分でしなければならないのです。


食べたいものを誰かに買ってきてもらうなんて出来ず


何をするにも、自分でやる必要があったのです。


そんなはっし〜、自由に動けるようになった事ではしゃいでいました。


そういや、トイレに行けた事もはしゃいでいたな・・・


まぁ、その話はおいといて。


以前も書きましたが


この当時のはっし〜は痩せの大食いだったのですが


当然の事ながら、病院食だけで満足できるはずはありません。


元気になって来ると、夜中いつも腹が減って仕方がなかったのです。


で。


夜食が食べられるように売店に買い出しに向かいました。


売店は車いすでも買い物ができるような間取りになっていて


よく考えられているものだと、関心をしていました。


その売店で夜食用のカップ麺を購入したのです。


夜中に空腹となれば、いつでも作れるようにと


カップ麺を買ってしまったのです・・・





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