激痛病棟
(体験談)


第40話 うそつき〜!!

激痛レベル AAA
このころは、やたら暗い気持ちで日々をすごしていたような気がします。
午前中、調子よくすごせたと思ったら、午後は痛みで寝込む、というような。
なんか明るい話題はないのかな〜?
そんなときに呼び出しがやってきた。
けさの尿検査の結果よくなかったのかな?
詰所に行くとT先生とコアラ先生がすぐCT室に着てほしいとの事。
CT室に行くと隣のモニター室のような所でなにやら相談中。
いつもの腎臓あたりのCTを取り終えるとそこで待つようにといわれる。
二人が中にはいってきた。
「腎臓の血種はだいぶ落ち着いたし、晴れも1,2倍くらいまで小さくなってきたから、管を抜こうかと思うんだ」
おなかの中にある、あの異物と4ヶ月ぶりにおさらばできるのです。
「いつ?」
「いまからでもいいよ。」
「そのあと、お風呂に入れますか?」
「今日はやめたほうがいいね。」
「それなら、すぐにはいってくるから、それからでもいいですか?」
「OK!]
ひさびさに、心の中はヒット!!!!
足の痺れが出ていないうちに、お風呂にはいらなきゃ。
超特急でお風呂を済ませて、泌尿器科へLet,s go
コアラ先生が待っていた。
「先生、あの時みたいにいたくないですよね?麻酔は?」
「3秒で終わるから麻酔はなしね。」とにっこり笑う。
「それって、3秒は痛いって事ですよね」
あっというまだから、とまたにっこり。
あきらめて、診察台へ・・・・
「まず、内視鏡入れるからね」
ギッギッギエ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!
激痛タイムの始まりでした。

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