激痛病棟
(体験談)


第33話 コアラ先生

激痛レベル B
えらいことになった、と考えているとまたドアが開きました。
コアラ先生だ。
「ゆかっちさん、今CTを見せてもらったよ。大変だったね。」
「先生、またご厄介になります。」
「ごめんね。僕が責任を持って治すからね。」
「先生が誤る事ないですよ、手術同意書にも何百人か何千人に一人ぐらいの割合で、
こうなる人もいるって書いてあったから」
「T先生と力あわせて早く良くなるようにがんばるからね」
ありがとう、って言うほかなかった。
紹介するって、すごい責任が伴うんだってすごく感じました。
最終的に決めたのは私なのに・・・・
「今、医大に詳しい経過を問い合わせているから、安心してね」
そういうと、部屋を出て行きました。
それにしても、これからどうなるんだろう?

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