激痛病棟
(体験談)


第5話 その5 カテーテル

激痛ムカムカモード A
CTも終わり、ぐったりムードの私。
そこへT先生がそばにきた・・・深刻そう。
「かなり深刻な腎盂腎炎と腎結石ですね。 尿障害もひどいし、
早く処置を始めないと大変な事になるから、まず応急処置として
膀胱から腎臓までカテーテルを通しますね。」
どうにでもしてくれって感じです。
このなんともいえない痛みから解放してくれるなら。
もう一人先生がやってきた。泌尿器科の先生だった。
「ごめんね。一刻を争うので麻酔なしでここで入れるからね。がまんしてね」
ごめんね?がまんしてね?
「まず内視鏡をいれるね。」

ギッ!!! 

ギエッ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!

「カテーテルを入れるからね、超スピードで済ませるからがんばれ!」
痛い  痛い  いたーい  やめてくれ〜〜〜〜〜っ!
入れたカテーテル、青い色で長さは40数センチ
先生、かなり苦戦中・・・私激痛中・・・こうなったらこんくらべ。
「はいったよ。よくがんばったね。」
私・・・放心状態。
「じゃあ、これから尿管カテーテルも入れておくね。
当分トイレにいけないからね。」
えっ?トイレいけないの?
「ゆかっちさん、立ち上がって歩けないでしょ?」
ちぇっ、そうでした。
グスン

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