激痛病棟
(体験談)


第17話 カテーテル

入院3日目。
今日も朝から点滴と点滴と点滴。
途中で血液検査などが入っちゃったり。
それなりにお腹が動いている音が確認できたので、今日からは念願のご飯なのです♪

普段なら仕事している時間なのですが、自分の体がどうかしちゃったかなと思うくらい、
ずっと寝っぱなしなのです。
一応C医師から動けといわれているので、限られたベッドスペースをごろごろ。
昨日聞くまで何か分からなかった管が、
カテーテルということを知ったがために異様に管には気をつけてました。
多分抜けないようにはなってると思うけど、万が一抜けたら大変なので。
ちゃんと尿が出てるのかなぁ、と思い、少し力むのですが全くでてる感覚がないのです。
で、力むだけで腹筋使うじゃないですか。
ちょっと実験しただけなのに襲い来る切開跡の腹痛(涙)
うちが何したってんですかっ!←遊んでます

で、お昼からご飯登場。
早速運ばれた物を食べようと体を起こすと同時に、ずっきんずっきん頭部を襲う頭痛(涙)
でも寝てたら食べれないわけで・・・。
しかも、起き上がるときは腹筋使うと手術跡に激痛が走るため、
両手を使って起きないといけないのですよ(困)
何度も起き上がると体力の消耗・・・というより、
いつもの感覚で腹筋を使ってしまうと脂汗が出るくらいの激痛が走るので、
一度で済ませてしまいたい。
メニューはお腹に優しそうな七分粥&おかず3品。
果敢にも頭痛と戦いましたが、全部食べる事が出来ませんでした(涙)
なんとなく負けた気分(ぉぃ)

ご飯が食べられる→液体の点滴ではなく固形物ってことで、
数時間後には排泄が起こるのです。
故に、今までお世話になっていたカテーテルともお別れ(涙)
管があったからカテーテルって気づきましたが、
管に気づかなかったら「人体の不思議」位にしか思ってなかったかもしれません。
思考が痛いのはデフォルトなので気にしないで下さい(遠目)
看護婦さん曰く、
「ちょっとスーッとするからね」
言われたとおり何かが尿道より「スーッ」と抜けていく感覚があり、
カテーテルははずされるのです。
その間たったの1秒。
正直、
「これで終わり?!」
と思ってみた(笑)
女性は痛くないらしいですよ♪←お得な気分(笑)

数時間後。
まだ大丈夫だけど歩いてみたくてうずうずしていたので、
可動式点滴棒と一緒にトイレへ向かうのです。
しかし、頭を上げると同時に襲う頭痛。
更に、動くだけで腹部に猛烈な痛みがっ(涙)
歩く時にも腹筋は使われているらしいです・・・(泣)
改めて腹筋の働きっぷりに乾杯。
さすがに辛いので、
点滴棒と逆の空いている手を腹部押し当てると少しばかりましになりました。
大部屋窓際にあるベッドからトイレまでの20mがすごく長い・・・。
何とか個室に入り用を足そうとするのですが、ここでも腹筋大活躍♪(泣)
出そうと思っても出せないくらい痛いのですよ(涙)
まだ小水の方はいいのですが・・・。
これから数時間後に襲い来る便意が怖いです(涙)
一通り用を済ませベッドに戻ると同時に、
部活していた時の19%勾配坂道200mダッシュした時の様にぐったり・・・(疲)
好奇心で動くもんじゃぁないです(泣)

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