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○退院前日


アイタタレベル


★★★☆☆





病院生活フルタイムとしては最後の1日です。


朝の検温時ナースが来てくれたのですが


血圧がなんと152-97


そんなバカなともう一度測り直してもらうと152-93


これまでこんな数値出たことないと言ったら


「8時頃もう一度測らせてください。」


ということで食後の8時ごろもう一回来てくれました。


結果140-89


ギリギリ許容範囲とはいえどう考えてもおかしい。


あのナースの自動血圧計おかしいんじゃないの?


8時半過ぎに職場のIさんとKさんから相次いでメールをもらいました。


退院見込みについての問い合わせと


明日退院できるなら来週早々自宅へ見舞いに行きたい旨。


元々退院決定を連絡しなきゃと思っていたので


9時過ぎ二人にメールを入れました。


「ご心配をかけましたが


『太鼓判』じゃないですが一応明日(22日)退院の運びとなりました。


ご心配いただいたように右足のみ緩和は顕著な快方の実感がありませんが


●そもそものみの原因が


脊柱管狭窄と椎間板ヘルニアによって右足に延びている神経を圧迫し


炎症など神経が傷めつけられていたことによるものであること


●今回の顕微鏡下手術により


ヘルニアの摘出と脊柱管を形成する骨(椎弓)の一部切除を行い


圧迫の原因を除去して神経を解放したこと


●ただし神経そのものにはメスはおろか一切手を加えていない


(多分今の医学では神経そのものを切ったり修復する技術はないんでしょうね)


ことから神経自体が自力で回復するのを待たねばならないこと


(医学的には炎症を抑える薬など内科的処置とリハビリ等)


●個人差もあるが一般的に


神経が圧迫されていた期間が長いほど神経自体の回復には時間を要すること


●回復には波がありリバウンドもあるから一時的に後退することもあるが


時間の経過とともによくなっていくと思われること


(「日にち薬」ということですかねぇ)


●回復途上において


エコノミー症候群により急激に悪化したり中には死亡例もあるので


急激な環境変化や無理ストレスを起さないようにすること


というのが概ねのドクターの説明の趣旨です。


最後の方は脅しも入っているようですが。


まあいずれにせよ


私ももう少しホイホイ歩けるようにならないと話にならないので


とりあえずはリハビリや歩行訓練をやらなきゃならんだろうと思います。


そういうわけで当面来週いっぱいは


地元整形外科でのリハビリ継続と自宅療養でお休みを続けさせていただき


一週間後にこの病院で再診察を受けて


OKが出ればその時点で治癒証明をもらおうと思っています。


もうしばらくご迷惑をかけますがよろしくお願いします。


なおお話のあった『24or25のお見舞い…』の件ですが


たいへんご迷惑・ご苦労をおかけしてるうえですので


お気遣いいただかないようお願いしたいと思います。」


リハビリの後散歩に出ましたが今日は昨日より足のみがひどい。


地下鉄駅のある交差点まで行ったらどうしようもなくいので


交差点のところのミニ噴水の縁石に座り込んで一休み。


あーあ退院しても先が思いやられるなぁ。


病院へ帰る途中携帯にI氏からメール。


「とにかく退院おめでとうございます。


これからがまた大変ですね。


でも根気よくリハビリやるしかないですよね。


局のメンバーも心配していますが


でも退院ということでちょっと安堵されるのではないでしょうか。


お見舞いというとなんですがお伝えしたいこともありますし


Kさんとで24日夕刻になりますがお邪魔させていただきたいと考えております。


よろしくお願いします。」


続いて12時前にK女史からもメール。


「明日退院ができるとのことで良かったです。


医師の説明のとおり後は日にち薬ですからあせらずに治してください。


Iさんからもメールがいった事と思いますが


一度お顔を見せていただきにお伺いできませんでしょうか。


ご報告等お会いしてしたい件もありますのでよろしくお願いいたします。」


ウーンここまで言われて頑なに固辞するわけにもいかんしなあ。


再び両氏にメール送信。


「おいでいただく件について……今外を歩いてきました。


が200mくらいになると辛くなって厳しいですね。


お申し入れの件いろいろお忙しいのに


わざわざ拙宅までお越しいただくのは極めて心苦しいのですが…。


24日は午前中に


リハビリ継続する地元のTK整形外科で診察を受けてこようと思っていますので


午後は自宅近辺で散歩するくらいになろうと思います。


せっかくのお言葉ですのでお待ち申し上げたいと思います。」


どうにもこうにも退院と決まった途端慌しいこと。


娑婆はやっぱりたいへんですね。


夕食は中華丼と春雨サラダ。


病院食ともお別れだと思うと結構美味しいと感じたりします。


夕食後の7時過ぎですがN県から入院しているKRさんが部屋をノック。


「わかちゃん、ちょっとわしの部屋へ来てくれんか?7号室。」


今ごろなんなのとばかりに7号室に行ってみると


二人部屋ですがもう一人のベッドは空いています。


そして缶ビールと焼き鳥やら串揚げ等が並んでいます。


「わかちゃんの退院パーティー


どうぞやってください。」


「エエ−ッ?大丈夫ですか?こんなとこで。」


「大丈夫大丈夫。9時までは(ナースは)やってこないから。」


うーんなんという大胆


プラスチック成型の中小企業のオーナーですが


ホントに気持ちのいい人です。


遠慮無くおつきあいさせてもらいました。





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