激痛病棟
(体験談)

ほみの激痛物語 第19話
○ご対面1(受傷後5日目)

こん…に…ちはぁ……

はぁはぁ…



腫れてるとはいえそんなにひどい状態だと思ってないので
指を曲げて、こんにちはってやってみる。

しか〜し、曲がらんっ!

「や〜っぱ折れてるんだぁ」
納得。
しかし、相変わらず歩くのに不自由する。
足首も痛いし(正直、骨折より痛い)

仕方なく病院に相談しに行く。

「足首痛くて痛くて困るんですけど、ヘルニアもあるし…」

(これで、松葉杖はあたしの物…ゲットよ)←心の叫び。


「じゃ、足首までギプスしよ。」
「ギプスでヒール付けた方が絶対歩きやすいって」
笑顔の先生。

「え〜〜〜」……沈黙。(負けそうなあたし)
(でもぉ…何事も経験か?)

「チョット待ってよ。」
「つ…杖じゃダメぇ??」(一応逆襲)

「杖ねぇ…いいけど…そうする?」

「するする」(やったぁ勝ったぁ)

(杖の為なら何でもするする)

あたしのしつこさに負けて
リハビリ室へ行くように看護師に指示を出してくれた。

「やったぁ」
元気よくリハビリ室へと歩いた。(歩くな!)

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