激痛病棟
(体験談)

ほみの激痛物語 第07話
○2月14日なぐさめてもらえない、バレンタインデー

自宅に帰ってから、段々心細くなってきた。
「また、ダメなのかなぁ」
痛くないわけじゃないけど、すんごく痛いわけでもない。
このままシラをきって逃げ切れるかなぁ。
イロイロ思いをめぐらせながら寝てしまった。
朝になり、やっぱり気になって仕方ないし…
何でもなければそれでヨシと思い、いつもお世話になってる整骨院へ行く。

「また、こけちゃったよ〜」

いつもの合図だから、先生も何とも思ってない雰囲気。
そんなソフト路線に少し安心する。
見た目はそんなに腫れてもいない感じ。
とりあえず様子を見る事になった。
帰りに昨日買ったチョコをわたす。
「これは、義務チョコ」です。
夜になるにつれ、疲れもあるのか段々痛みが出てきた。
がんばって、バレンタインだからって理由でメル友に電話する。
本当は、なぐさめて欲しかったのに…
先方に不幸があったとかで逆になぐさめるハメになる。
「元気そうな声で電話くれてうれしかったよ」
そう言われても…あんまりうれしくない。
何かに頼りたかったかもしれないあたしがいた。
寝ようと思っても、知らずのうちに体をかばっていたみたいで筋肉がガチガチ…

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