激痛病棟
(体験談)

ほみの激痛物語 第02話
○激闘!「腰痛体操」

ヘルニアの痛さ、検査の苦痛は良く言われるのでご存知の方も多いと思います。
そんな痛さをかいくぐり、ほっとした頃病院から良く言われる事に「腰痛体操」の指示。
腰痛は腹筋と背筋のバランスの悪さから来る…と
言われるとこからの指示だと思うのですが
これが…痛みに固まった体にはきついきつい。

ある定期検査の時、「体操してる?」と医者が言うので

「いやぁ…できないんですよ」

とあたしが答える。
本当はやる気がないからなんだけど…
「なんで?」

「できないもんはできないですよ」

と情けない返事をするせいかやおら立ち上がった
医者が…「どれ〜…そこのベッドでやってみな!」
と体操の紙をぴらぴらさせながらあたしのそばによってくるではありませんか。
「えっ、何?ここで?」
よどむあたしににらみをきかすので、怖くなったあたしはおそるおそる…
チャレンジ!
「よいしょ、こんなかな?せーの」
その瞬間ピキーン!
「ぎゃ〜!死んだ」
と思ったがとりあえず意識はあるみたいだ…
坐骨神経痛持ちには体育座りのような太ももの後ろを伸ばすような体操は拷問!だ。
無理だって!
痛さにめまいが起きそうなあたしの後ろ姿に医者の
「な〜んだできるじゃん!家でもやってね」
先生どこ見て言ってるんでしょうか?
その後の体操?…やるわけないじゃん!!
それでも何とか再発もなく生きています。

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