激痛病棟
(体験談)

連載レポート03
投稿者:せかいのヒロちゃん
03/01/12
○靱帯物語第3話 治療開始

いったん家に帰って、カミさんに見せたんです。
ズボンをめくったら・・・

うわ!

ひざが、ゴムまりのようにふくらんでる・・・
しかも、ひざから下が全部紫色に変色してるぞぉ・・・
大急ぎで、家の近くにある整形外科へ、車に乗り換えて行った・・・
しかも、こともあろうに、ひとりで運転して。
まさか、帰りがあんなふうになるなんて夢にも思わずに。
病院について、受け付けで
ヒロ「あのー、、、」
めっちゃ若い看護婦「どうされました?」
ヒロ「バイクでこけちゃって、足がちょっと変なんです」
めっちゃ若い看護婦「じゃあ、これに書いてください」
で、初診の紙にいろいろ書いて、待合室で待機。
すぐに、かわいい声で「ヒロさーん」と呼ばれ、診察室へ。
先生「とうしました?んー、これか」
ひざをつかんで、動かす。
先生「こりゃじん帯が切れたな。
すぐ手術せなかんで、紹介状書くわ。ここでは手術ができせんでなあ(笑)」
ヒロ「笑うなよ!」
と心の中で叫ぶ・・・
先生「ひざに溜まった水を抜いておこうか、オイ注射器」
と看護婦に命令。
えっ?
と思うまもなく、とんでもなくでっかい注射器が、トレーに乗ってやってきた。汗;

こっ、これ、注射器ですか?
こんなの人間に使えるんですかあ?


だって、針(針に見えないぞ)が、つまようじより太いぞ、、、
針先の穴がはっきり見えるぞ・・・


ヒロ「ちょっと、先生、それ、でかいすね・・・」
先生「200ccまで抜けるやつだ。ニコニコ」
せっ、せんせい、心の準備が、、あうっ!
先生「おー、ようたまっとるなあ」
思ったほど痛くなかったんで、ほっとしたけど、
先生の、「こんなにタマットッタぞ、見てみい」
の言葉に、うっかり見てしまった。
元来、注射や、血に弱く、献血でめまいをおこす体質なんで、絶対見ないと
決めていたけど、好奇心で、つい見てしまった。

戀戻る黎次