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第19話 入院4日目





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入院4日目


ある程度歩ける様になったので、今まで締め切ってあったカーテンご開帳♪


昨晩回診に来たC医師に頭の話をしたので、


今日から抗生物質&胃薬のほかに頭止めも処方されるのです。


お陰様で完食


食べ終わったお盆は各自が配膳回収室まで持っていくのですけどね?


生憎両手を使わないと歩けない状態ゆえ、


同室の方がついでに持っていってくれてました。


*昨日は準看護婦さんが回収してくれました。


人情っていいなぁ(感激)





点滴も食事後摂る抗生物質錠剤でカバーできるため、本日でさよなら。


これで動きやすくなりました。





毎日両親が代わる代わる来てくれるのですが、


落ち込まないように明るい話題を振りまいてるのが分かるんです。


精神的に辛いのは両親も同じなのに。


余談で、両親から聞いたうちの手術中の話なのですけどね。





うちの意識の無いうちに手術が、虫垂炎切除術から卵巣出血止血術に変更したのです。


うちが手術室に入った15分くらい後に両親が病院に到着し、


担当医から説明を受けていたらしい。


で、その時に、


「下腹中央部もがってるんで、


もしかすると卵巣とか子宮に何か症状があるかもしれませんが、


十中八九そういう事はないんで。」


と言われたそうです。


時間が時間(昼頃)だったため、病院内のレストランで食事を取る事に。


程よくお腹も膨れた頃に館内放送で、


「RYQさんのご家族の方、今すぐ手術室前までお越しください。」


手術が終わったにしてはやけに早すぎる時間。


とりあえず会計を済ませ手術室前の廊下へと急ぐのです。


手術室入り口の受付看護婦さんが両親の姿を見て奥へ下がり、


暫くして術衣を着た担当医が現れました。


「今虫垂を切除するためにお腹開いたんですが、


どうやら下腹部中央から血が流れて来てます。


虫垂自体軽く炎症起こしてましたので、一応取っておきました。


私の専門は消化器外科なので何とも言えませんが、


もしかしたら子宮とか卵巣が破裂してるかもしれないんで、


婦人科の医師と交代します」


本人若しくは家族の承諾が無いと手術が出来ないので、


手術をする了承を摂りたかったみたいなのです。


ちなみに、とれたてほやほやの切除した虫垂、見せて頂いたらしい。


うちがみてないのになぜぢゃぁ(涙)


つか、手術前に言うてる事と違うんデスケド?(泣)


ほどなくして、婦人科の医師と思われる集団(5人ほど)が、


手術室の中に消えていくのです。


其の後姿を見つめながら、


両親とも血の気が引いたそうです。


過去に、母上の従兄弟の娘さんが20歳の時に、うちと同じような状態になったそうです。


ただ、内科の町医者にかかって盲腸は取ったが他はみなかったため、


数ケ月後子宮・卵巣破裂による大量出血で亡くなったらしい。


単科病院でなく医科大で良かった・・・。





何か原因分かってから手術したほうが、当たり前ですが切開する長さが短いそうです。


ちなみに、原因が分かっていた場合の切開長は4cmだったらしい。


目立たないなぁ。。。(遠目)


案外女性器が病原(原因)と気づかない方が多いので、


お腹がかったら念の為婦人科の受診もお勧めします。


ある程度抵抗はあるかもしれませんが、体の替えはないのだから。





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